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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

『小説家になろう』の全作品の週別ユニークユーザ数を集計して分析してみた シリーズ

投稿から半年が経過した連載作品群の状況を分析してみた(2018年10月02日版)

作者: KOBA

同時期に投稿された連載作品がどうなっているか気になりませんか? そんな訳で調べてみました。

連載作品を投稿している作者の皆さん、はじめまして。

連載をしていると、毎週の週別ユニークユーザ数(以降、WU数と表記)も気になるものですが、同時期に投稿された他の連載作品群がどうなっているか、気になりませんか?


私は気になります。


そんな訳で、2018年03月25日~31日に投稿された作品群について、半年が経過した2018年10月02日時点の情報を集計してみました。それではその情報を見てみましょう。


挿絵(By みてみん)


投稿してから一週間が経過した時点の集計値だと、完結作品は100前後なので、半年で更に100作品が完結を迎えたということになります。ちゃんと完結させているのは凄いですね。連載停止に陥っている作品群はやはり多いですが、思ったよりも連載が続いている作品が多い感じでしょうか。良い傾向です。


この中で、「小説家になろう」のタイトル通り、書籍発売となった作品は2つ、書籍化準備中が1つでした。投稿を開始して半年で書籍化というのは驚くべきペースと思います。おめでとうございます。


次は、連載作品(完結、連載中、停止中の全て)について、何文字くらい執筆しているのか見てみましょう。沢山書けばいいというものでもありませんが、どれくらい書いているのか気になりますよね?


挿絵(By みてみん)


文字数の少ない作品はちらほらと打ち切りっぽいものが含まれますが、前後編で構成された短編といったものも含まれており、少ないから打ち切りという訳ではありません。

「なろう」の平均的な執筆ペースは週8000文字程度という話なので、半年で20万文字がそれに該当しますが、思った以上に速筆な作者が多いようですね。羨ましい限りです。


次は連載が継続している作品(240)のWU数内訳を見てみましょう。


挿絵(By みてみん)


概ね、「なろう」全体の比率と似た感じでしょうか。WU数が10000人を超える作品は7つとやはり一握りの作品が到達できるレベルと言えるでしょう。


次はレビューが書かれた作品について内訳を見てみましょう。やはり連載継続中作品(240)についてです。


挿絵(By みてみん)


はい。図の通り、1件以上のレビューが書かれた作品の比率は10%といったところです。少ないと感じたでしょうか。いえいえ、これは多い比率です。なろう全体の投稿作品数に対するレビュー数は6.67%(2018年10月07日時点でレビュー総数40038件、投稿作品数60万323)ですから。連載を続けていればレビューを書いてくれる人が現れる率も上がる。そう考えて良いでしょう。


次は連載中作品(240)のブックマークの内訳です。なろうでは、ブックマーク数100が作品に対する一つの基準となっているようなので、その比率も併記してみました。


挿絵(By みてみん)


ブックマーク100以上の比率は13.75%。レビューが書かれた作品比率とそう変わりませんね。この値を高いとみるか低いとみるか。悩ましいところです。


次は、連載作品のうち、WU数が1000人以上の作品について、その内訳を見てみましょう。


挿絵(By みてみん)


図の通り、小説家になった方の比率がやはり高いですね。作者さんのページに行ってみてみるとわかるのは、ほとんどのプロの方は様々な作品を結構なペースで書かれているということ。一つの作品が書籍化されてプロになって、という方もいますがそれは本当に極々少数であり、やはりプロになる方は沢山書いていました。継続は力なりですね。


最後に、おまけですが、私の連載作品について、ブックマーク数の半年間の推移を紹介しますね。


挿絵(By みてみん)


こうしてグラフ化してみると、概ね右肩上がりで増加傾向がみられ、この分だと1年経過時点ではブックマーク100人の大台に到達できそうな見込みです。ブックマークを増やすのが目的という訳ではありませんが、やはり読む人が増えてくれれば嬉しいものです。


では、定番となりますが、作者の皆様、今後も良い執筆ライフを。

読者の皆様、書籍化作品以外にも多くの素敵な作品がありますので、検索時に除外指定「書籍化」か「書籍」を使ってみてください。良い作品と巡り合えますように。

「書籍化」より「書籍」のほうがうまく除外できる気がします。


どんな人気作品も、最初は一般作品から始まるのです。ちょっと読んでみようか、という読者の皆さんの行動があればこその人気作品化ですので、お暇な時にはぜひ一般作品群へも足を伸ばしてみてください。

データを分析してみると、連載中作品に対するレビュー比率は重複も考えるとかなり高めであることがわかり、ちょっと前向きな気分になれました。作品を殺しにくるようなレビューはともかく、一般的にはレビューを書いて貰えた作品は、読者数が増えるものですからね。

次の分析は一年後、2019年3月末に行おうと思います。読んでいただきありがとうございました。

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さて、最後に宣伝です。
文中にも書きましたが、私も一つ連載小説を投稿してまして、
彼女を助けようと異世界に来たのに、彼女がいないってどーいうこと!?』になります。
よろしければご覧になってみてください。

WU数の週別集計も行っています。
『小説家になろう』の全作品の週別ユニークユーザ数を集計して分析してみた シリーズ
こちらもよろしければご覧になってみてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 貴重なデータですね。 毎週の省エネ版も、ありがたく見させてもらっております。 [一言] やっぱりキーワードに「残酷な描写あり」……。 数字は無慈悲です。
[一言] WUってなんやねん
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