八雲紫に幻想入りさせられたのだが 番外編(儚月編)
何となく書いてみました。
「儚月お兄様~遊ぼ~!」
「良いですけど、少し待っていてくれませんか?後少しで片付けが終わりますので。」
「うん!分かった~!」
俺は坂上儚月、ここ紅魔館の執事だ。そして、さっきの吸血鬼は紅魔館の主、レミリア・スカーレット様の妹様、フランドール・スカーレット様だ。
「それにしても、竜神には感謝しきれないな。フランお嬢様の狂気を“完全”に癒せるとは。」
そう、フランお嬢様はつい二日前まで地下室に閉じ込められていたのだ。その理由は、お嬢様の狂気の“感情”のせいだったのだ。しかし、少し前に幻想入りした俺の弟の竜神のおかげで、フランお嬢様の狂気が完全に癒せたのだ。結果として、フランお嬢様は地下室から出ることができ、今は楽しくお嬢様のお世話を出来ている。
「儚月お兄様~!まだ~!」
「後少し...よし!終わりましたよ、お嬢様。今日は何をいたしますか?」
「弾幕ごっこ!今日こそは勝つんだから!」
「分かりました。では、準備をしますので今しばらくお待ちください。」
「うん!分かった~!」
「...本当、竜神には感謝だな。フランお嬢様とレミリアお嬢様が仲直りも出来たしな。」
再三言うようだが、フランお嬢様は地下室に閉じ込められていた。そして、フランお嬢様を地下室に閉じ込めたのは、他でもないレミリアお嬢様なのだ。そのせいで、よく喧嘩していたのだ。
「さて、お嬢様も待っている頃だろうし早く行かないとな。」
俺が準備を終えて部屋から出た瞬間、大量の弾幕が飛んできた。
「全く、お嬢様は...だが!」
俺は飛んできた弾幕を、持ってきた大きな刀で全部切り落とすか、叩き落とした。
「うそ!?全部切り落とすなんて?!だけど、負けてられない!禁忌「カゴメカゴメ」!」
「炸裂型の弾幕か...だけど、まだ甘い。」
俺は刀から斬撃を飛ばして、空中で炸裂させた。しかし、空中で炸裂した弾幕のせいで、回りが見えなくなってしまった。
「くっ!前が見えない!...まさか!?これを狙って!?」
「そうだよ!これで決める!禁忌「レーヴァテイン」!」
「強くなりましたね、お嬢様。ですが、」
俺は刀でフランお嬢様のレーヴァテインを弾いた。そして、
「また私の勝ちですね。」
「うう~!また負けた~!」
「ですが、確実に強くなっています。さらに鍛えたらレミリアお嬢様を越えるかもしれませんね。」
「本当!?だったら毎日弾幕ごっこしようよ!」
「そ、それは流石に...」
「でも今日は疲れたから弾幕ごっこしないよ~。」
「疲れたのでしたら紅茶を入れますけど、お飲みになりますか?」
「本当!?やったー!」
「すぐに容れてきますので、お部屋でお待ちください。」
「うん!分かった~!」
そう言うと、お嬢様は自室に戻っていった。ちなみに自室は地下室ではなく、レミリアお嬢様のお部屋の隣にある一室がお嬢様のお部屋である。
「よし、早く紅茶を入れてお嬢様に持っていかないとな。」
俺はそう言うと、紅茶を入れにキッチンへ向かうのだった。そして、俺の一日はまだまだ続くのだった。
フラン(ノ゜∀゜)ノフラン(ノ゜∀゜)ノ