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ちょっとだけ、人見知りな私の異世界転生~龍神の加護は必要ですか?~  作者: 静樹
第一章 これからの私【幼少期】
2/11

第1話 私の転生先は…

長くなったので2分割にしました。


 あっ、肝心な事を聞いてなかった。

私が転生する世界ってどんな所かな、赤ん坊からのスタートなのか、元の年齢くらいの身体からスタートするのか?

き、気になる、元私の身体は原形とどめていないだろうし。再利用されても事故の瞬間を思い出して眠れ無い夜を送るはめになりそうでなんか嫌だ。

夜は安心して眠りたい!


「あの、肝心な事を聞きそびれていたのですが」

「何でしょう?」

「私が転生する異世界ってどんな世界なんですか?」

「そうですねぇ…、基本的には剣と魔法の世界ですね!」


(ふむふむ、そこら辺は私の想像通りみたいだ!)


「それと、一部の幻獣や魔物が人と一緒に仲良く暮らして居る街や村がいくつかあります」


(ナニそれ、超住んでみたい!)


 人と一緒に幻獣や魔物が暮らして居るなんて、考えるだけでワクワクしちゃう!

グリフォンとかペガサスの背に乗って蒼空を飛び回ってみたいし、コボルドとかいたらモフモフしたい。


「もう一つ質問してもいいですか?」

「どうぞ私にお答えできる事であれば、お答えします」

「生まれ変わり先の身体って、大人からですか赤ん坊からのスタートですか?」

「赤ん坊からですよ、私の役目は死んだ者の魂を導き新たに転生させることですから」


 良かった、赤ん坊からのスタートなら何とかなるだろう。元の年齢くらいからだったら早々に挫折感を抱いて途方に暮れていたと思う。

 時間は短いより、長い方がいい。新しい世界の知識は欲しいし、生活にも馴れたいからね!

 何故、記憶を消さずに転生させて貰えるのかは分からないけど、私が質問してもこれだけは答えて貰えないだろうなぁ~~!


「他に質問はありますか?無いのであれば転生を始めますよ?」

「はい、質問は無いのでお願いします!」

「では、転生を開始します」


すると、私の足下が光り始めじょじょに身体を被い始めた。

 そして、全身を光が被うか被わないかギリギリのタイミングで女神様が狙い済ましたかの様に言葉を投げかけて来た。


「あっ、言い忘れていましたが特別特典をお付けしましたので楽しみにしてて下さいね!」

「え?、特典て…なん…で…す…」


次の瞬間、私の全身を暖かな光が包み込み、再び私の意識は途切れた。



 ▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼



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(う、ううん~?何か声が聞こえる気がするけど気のせいかな?)


 真っ暗で何も見えないし、暖かくて心地良いんだけど、かなり狭い。もしかして私、お腹の中に居るの?

 意識があると言うことは、産まれるのに充分な大きさに成長して居るに違いない。

ずっとお腹の中に居る訳にもいかないし、外に出なくちゃね!

確か、赤ん坊って頭から産まれて来るはずで、出口は頭の上に在るはず…。よし、外に産まれ出ようじゃないか!

 産まれようと意気込んだのはいいんだけど、思ったよりキツいわ……、ホントに外に出られるのかな?

いや…、諦めたら終わりだよね!

よし、やるぞー!

元気があれば何でも出来る、行くぞー!いち、にい、さん、ダァーーー!

あれ?なんか違う気がするけど気のせいだよね!

気のせいだと思いたい。

まあ、細かい事は隅っこに置いとくとして、外だ!外に出れたぞーー!

私、爆・誕!

嬉しさの余りテンションが上がり、大きな声を上げて喜んだ!


「産まれましたよ王妃様、元気な女の子でございます!」

「そうですか…、ようやく産まれたのですね…」


あれ、ちょっと待って、なんで私、言葉が理解出来てるのかな?

コレが神様が言ていた特典ってやつなの?

聞き間違いじゃなければ、王妃様って聞こえたんだけど、私ってば国王の娘、つまり王女に産まれ変わったのか。

 

(マ・ジ・で・す・か!?)


よりにもよって王族に産まれ変わっちゃったよ私!


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