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ちょっとだけ、人見知りな私の異世界転生~龍神の加護は必要ですか?~  作者: 静樹
第一章 これからの私【幼少期】
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第9話 もうすぐ着きますよ!(ビックゥ!)

かなりの間放置してたけど、再開させて貰います。

これからは週一ぐらいのペースで更新して行けるよう頑張ってゆきます。

「……様、姫様!」

「うぅ……ん、なぁに~?着いたの?」


 (ん~?あれ?私寝てたの?)


 どうやら私はいつの間にか眠っていたらしい、どうして眠ていたんだっけ?

 確か…、ヒッポグリフの厩舎に向かっている最中、朝に朝食を満腹になるまで食べたからか眠気に襲われて…、眠気に耐えられなくなり抱っこしてもらったのはなんとなく覚えて居るけど。

 どっちに抱っこしてもらったかは覚えていない。


 眠気が抜けきらず瞼が上がらなかった私は、手探りで確めようと頬に当たる胸の感触を確めることにした。


(ふ~む、このフカフカで、包み込むような柔らかさと何時までも触って居たくなる触り心地はリアンだね!)


「ちょっ!ひ、姫様くすぐったいからやめてくれ!」

「なんて羨ましい事を!今すぐそこを代わってよ、リア姉!!」

「くだらない事言ってないで、姫様を起こすの手伝えよバカ!」

「くだらなくはないし、バカじゃないもん!」

 

 リアン達姉妹がギャーギャー言い合っているのを聞いている内に私の眠気がだんだんと覚めてきた。


(ん?、なんかフィリアのしゃべり方がいつもと違うけど気のせいかな?)


「ん、んー~?、おはよう?」

「おっ!やっと起きてくれたか……」

「お起きになられましたか?」

「うん、起きたよ!それで、もう厩舎には着いたの?」


 リアンが少し疲れたように言い、フィリアはいつもどうり(・・・・・・)の丁寧な言葉遣いで声を掛けてきた。


(さっきのフィリアは気のせいだったのかな?それとリアンは少し疲れてる?)


 まさか、意識が覚醒し始める前からずっと私はリアンの胸を揉み続けていたのだろうか?

だとしたら、申し訳ないという気持ちと同時にとても恥ずかしくいたたまれなくなる。


「いいえ、近くまで来ましたのでお起こしたのですよ。そしてヒッポグリフの厩舎はあちらに見える茜色の建物になります」

「へぇ、あれがヒッポグリフ達の居る厩舎なんだね!」


私が厩舎を物珍しく眺めていた、その時、厩舎の扉が勢いよく開かれた。


ズッ!バァァン!!


「ひっ!なっ、何事?!」


 いきなりの出来事に思わず、体がビックゥとなってしまい、リアンの胸をギュウっと思い切り掴んでしまった。


「痛い、痛い!離してくれ!」

「あっ!ごめんなさい、今離すね!」


 開かれた扉の方を見ると、二人の人物がこちらの方にものすごい勢いで走って来ていた。

 



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