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雪人の銃講座

 今回説明会。なので短めです。

 フランシス以外に銃を持つか聞いてみたが、反応はいまいちだった。


 シャーロットは――。


「今は棍だけでも十分重いのに、これ以上荷物増やせないわよ」


 と言い、リリウムは――。


「ごめんなさい、お兄様。お気持ちはうれしいのですが、直接使うとなると苦手意識が・・・・・・」


 と言う結果になった。なので、軽々とハルバードを振り回すフランシスにミニUZIを渡しておこう。


「開門。では、フランにはこの銃を渡しておきましょう。一度に20発まで撃てる銃です。連射も効き、反動が強いのでしっかり保持してから撃ってください」


「分かった。では、どうすればいいかな?」


 そう言って俺に銃口を向けてくる。


「決して撃つ目標以外に銃口を向けないでください。剣の切っ先を相手に向けるのと同じです」


「あ、ああ、済まない」


「では、続きを説明します。その親指の当たるところにセレクターと言うものが付いています。それが安全装置なので、撃つ時以外はここに合わせておいてください」


「了解した」


「一応予備の安全装置も付いていますが、それは当てにしないように。次に、撃つ時です。このマガジンを差し込んでください」


「こうか?」


「はい、もう一度外して見てみましょう。小指に当たる部分にマガジンを留める爪があるので、そこを押すとマガジンが外れます。マガジンを持ってから爪を押して外してください」


「分かった」


「外したとき弾の向きが見えますね?尖っている方を弾が発射する方向に向けてからマガジンを入れます。ここまでで分からないことはありますか?」


「いや、大丈夫だ」


「それでは再びマガジンを入れてください。そうしたら次は撃つ姿勢に入ります」


「ああ」


「マガジンを入れたら、親指に当たるセレクターをここに移動させます。カチッとした感触があるのでやってみてください」


「こうか?」


「はい、そうです。これでそれは撃てるようになりました。しかし一発ずつです。普通ならそれで十分でしょう」


「クロスボウも20発を指先だけでは連射できないからな」


「その通りです。しかし、これはクロスボウより殺傷力が低いです。矢で言うと鏃のみが飛び出るようなものなので、しかも小さいので動きを止めるためか、心臓か、頭を狙ってください。頭は額だと頭蓋骨の丸みで滑る可能性があるので目がお勧めです」


「強力そうに見えて短所もあるのだな」


「その通りです。まずは一発撃ってみましょう」


 現在はレッドクリフの街から離れた森の前に居る。そこの木の一本に標的の紙を貼り付けて、説明しているわけだ。


「握るところを包み込むように握った後、力を少し込めて保持します。もう片手で前の棒を握りましょう。そして狙いをつけるには照準をつける必要がありますが、銃の上部に凹部分がありますね?それを凸部分に合わせて一直線になるようにしてください。そして腋をしめて、指だけを引き絞るように引き金を引いてください。この辺はクロスボウと同じです」


 フランシスが緊張しながらもゆっくりと指先に力を込める。そして発砲。


「意外と難しいものだな」


「はい、ですが使いようによっては強力な武器です。特に対人では。それでは標的を見てみましょう」


「当たっているといいが」


 弾は標的の右斜め下に着弾していた。


「当たっていましたね。最初の内当たれば十分です。次に連射をしてみましょう」


 続きを促す。


「セレクターで選んでいない部分がありますね?それにしてください。はい、それで連射が出来ます」


「何か注意点はあるか?」


「これはとても反動が強いので腰だめに撃ちましょう。慣れてきたら先ほどのような撃ちかたでも大丈夫です」


「分かった」


「まず、腰だめに構えて、大雑把に狙いを付けます。腋を締めて、しっかり保持したら撃ってください」


「いくぞ」


 パララララッ!と景気良く弾がばら撒かれる。幸いにもフランシスの力と事前に説明したのもあってこちらには飛んできていない。


「驚きましたか?」


「ああ、驚いた」


「このように反動がとても強い銃です。威嚇や牽制くらいでしか役に立たないと考えたほうがいいでしょう。なので単発をお勧めします」


「分かった」


「現在は弾切れの状態です。空薬莢・・・・・・使った弾は俺の倉庫に転移していますが、そのマガジンは転移しないので外して付け替えます。空のマガジンはまた使うので捨てずに取っておきましょう」


「そういえばどこにお前の家があるんだ?」


「それはお教えできません。まだ誰も招いたことが無い上、罠満載なのでおいそれと連れて行けるところではないんですよ」


「そうか・・・・・・」


「まあ、お互いの信頼関係をきちんと構築出来たらみんなまとめて連れて行きます。その時を楽しみにしていてください」


「了解だ」


「では、銃を吊り下げる固定具を後で渡します。着け方を教えますので腰から下げておいてください」


「今ではいけないのか?」


「一度ベルトを外さないといけないので」


「そうか、確かに必要以上に無防備は晒したくない」


「それでは固定具を着けるまでその銃は預かっておきます。お疲れ様でした」


「ああ、そちらこそお疲れだ」


 これにて第一回の銃の講義が完了した。リボルバーも考えたんだけど、6発しか入らないからね。下手な鉄砲数撃ちゃ当たるだ。

 銃口は遊びでも決して人に向けてはいけません。

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