↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
噂の真相  作者: MiYA
12/12

イエスへ

部屋の揺れは激しさを増し、キッチンからナイフやフォークが、まるで、生き物のように四方から、俺を狙って飛んでくる「うわぁっ!やっぱ嘘!怖いよっ!つか、危ないってば! 解ったから!」間一髪、俺はふわふわクッションでガードし、飛び交う刃物をなんとか交わしながら「話し合おうよ !貴方は怒っているけれど、何故かが解らない、一方的過ぎるって言ってんの!聴こえる?聴こえたら、先ずは、静かにして! 」通じたか?部屋が鎮まり、飛び交う刃物がゴトゴトと床に落ちた「静かにしてくれて、ありがとう !え っと… じゃぁ、どうしたら良い?俺は 、修行とかをした人間じゃない、貴方との言葉の交わし方が解らない 、どうしたら貴方とコミュニケーションを取れる?」バンッ !「 ひぃっ!何?」突然、部屋の奥にあるベッドルームのドアが開いた「あの部屋へ行くの?それで良かったら、そうだな … フ ォーク浮かせて、直ぐ落として!」俺に刃を向けた、3つ割れフ ォークが、俺の目線迄浮かぶと、ゴトッ!と床に落ちた「解った、あの部屋へ行くよ …」俺は、恐る恐るベッドルームへ足を進めた。バンッ!「はひっ!ねぇ!もっと静かに開けないか?一 々、驚くよ!心臓マヒナスターズだよ… 頼むよ本当 … 」ベッドの足元にあるクローゼ ットが開いたので、俺はクローゼットへ近づいたパリッ!… バリ … バリバリバリ!「うん ♪そんな感じ、今度は驚かなかった、助かったよ!つか、貴方、いい霊じゃね?」クローゼットの底にある板を外したので、俺は、ゆっくり覗いた「うわっ!これ?これ使うの?そうなら壁一回叩いて」コン!クローゼットの底板が宙に浮き、壁を叩いて床に落ちた「嫌だな~これ、ウィジャボードじ ゃん… プランシェットもある… 約束だもんな~」俺は渋 々、ウィジャボードを持ち、リビングへと移動した。テーブルにウィジ ャボードを置く、古めかしいウィジャボードは、見るからに不気味だ。次は、HELLOの位置にプランシェットを置き、軽く指で押さえ「俺は日本人だから、英語はあまり解りません、だから、簡単な英語にしてよ、お願いします 」スーッとプランシェットがウィジャボ ードを滑り、Y・E・S と移動した「YES…ありがとう、じゃぁ、早速 … 何で怒 っているの?殺された?」Y・E・S と動く「誰に ? 」S・I・G・N・I・F・I・C・A・N・T … O ・T・H・E・R 「ごめん、それ駄目… 馬鹿でごめん、もっと簡単に」L・O・V・E・R 「恋人か?」プランシェットは、YESを示した「君の恋人の名前は?」R・O・L ・L ・E・R 「ローラ?」YESを示す「君は男なの?」スーとプランシェットに乗る俺の指が滑り、N・O を示した「… 同性愛って事 ?」Y・E・S 「そうなんだ… 君は、もしかして、向かいの部屋に住んでたのかな ? 」Y・E・S 「で、殺された … えっ?じゃぁ 、もしかして、君の恋人は 、この部屋に住んでいたの?」プランシェットは、ゆっくりと、Y・E・Sを示す「そっか… 辛かったんだな …でも 、聞いて欲しいんだ、つか、ごめん、君の名前は?」A・「あ」M・E・「 め」L・I・「 り」A 「あ、アメリア?」 Y ・E・S 「そうか、アメリアか、何か、高貴な感じの名前だ、じゃ、アメリア聴いて 、今、ここに住んで居るのは、君の恋人の 、ローラじゃないんだ、分かる?」N・O ・カタカタとテーブルが揺れる「アメリア … 悲しいけど 、本当の事なんだ… 」ガタガタ !ガタガタ !テ ーブルは更に揺れた「 聴くんだ!アメリア !君は、罪のない直子を操 って、俺の家族を殺した… 家族は、もう、還らない… 全て君の仕業なのか?」プランシェットはY・E・S「妹を殺したのも ?」…… プランシェットはYで留まり動かない「何故、黙る?教えろよ!アメリア!」ス ーとプランシェットが滑りK・I・L・Lと示した「キル … 殺す?俺をって事?それで ?その後は?」K ・I・L・L、K・I・L・L、K ・I・L・L、加速しながら、グルグルと、K ILLの文字を回る 、ヤバい、俺の指が千切れそうだ … けれど 、離したら祟られる! ん… あっ?… 既に祟られれっ?なっ…何だ?… 意識が遠退く!うわっ! 」トリップしたかのように、俺の意識は遠退き、誰かが、俺の躰を乗っ取る「ご苦労!えぇっ… あっ !そうそう!ウッホン!ご苦労!谷口 直也 !意識はあろう?見学しておれ 、暫し躰を借りるぞ!AMELI A! 此処で何をした!黒魔術を使い、この者から家族を奪い 、苦しめた罪は重いぞ… 地獄で済むだろうかな?否、済まぬだろうなぁ~きっと、お前の愛したROLLERが 死に至るだろうなぁ~、ま ぁ、当然だな、お前を殺したのだから~な ぁ、AMELIA!」ガタガタ!ガタガタ!テーブルだけでは無く 、部屋全体が大きく揺れる「辛いか?それとも怒りか?解らんぞ、AMELIA!さぁ、お前には、言葉を話せる口がある!私の目にはハッキリと見えている !さぁ、話せ!罪深きAMELIAよ!」この声は?そうか、イエスか!アメリアを何とかしに来てくれたのか、助かった!躰から遠ざかり見ているのは、不思議な気分だった「 嫌 … ダ… ローラヲ殺スナンテ… 許サナイ!」再び、刃物が空中に浮き上がり 、四方から俺の躰を狙う「聞き分けのない !アメリア 、では何故、お前は、ROLLERの所へ行かぬ?此処にROLLERは、もういない !とっくに、お前と一緒に通った大学を卒業し 、エリート社員として、世界中を廻り 、そして … 彼女の最大の趣味である、人殺しを繰り返している!アメリア!お前を殺した事で、味を占めたローラは、連続殺人を犯している!アメリア!お前は、私が誰かを知 っている!私には、お前の脅威は通用しない… 愚かなるアメリアよ…」四方に浮いた凶器は 、空中に留まりピクリとも動かない「アメリア… よく思い出せ … 死に至 った瞬間を!お前を殺したのは、誰だった ? では… お前を、この部屋から解放してやろう … 但し、今、汝が心から憎む者の名を告げよ!」部屋が大きくうねり 、ガシャン !パリンッ!パリンッ!とグラスや皿が、食器棚から飛び出し、砕けて割れた。それは、アメリアの、悲痛な叫び声に聴こえる「憎イ … 彼女ガ … 愛シタ … 彼…女… ローラ

!」俺の躰を乗っ取ったイエスは頷き「 汝 、呪縛されし者よ 、今、此処に、イエス・キリストの名において、お前を解放する!哀れなる魂よ!その心に、苦痛を植えた者の元へ向かい、守護天使の加護の元、想いを遂げよ … 天の国より、大天使ミカエルを守護に迎える ! 」グラグラ !と部屋が揺れ、空気が澄み渡る、確かに、何かが現れた気配を感じた 。真っ白な羽の先が、一瞬 、見えたような気がして … 「 ミカエルよ … 守護を頼む… 」スウゥー何かが、天井を抜けた 。部屋の空気が元に戻り「助かったぞ、お陰で、迷える魂を一つ救えた!」イエスは 、微笑みながらグイッ!と俺の耳を引き「 痛い痛いって!何?何だよ!」今度は真顔で「獣との戦いは、お前が生きている限り 、一生続く、負けるなよ~ 」ニタニタと嫌な笑みを浮かべた「それって、S○Xは禁て事 ? 」イエスはポッと頬を赤らめ「 それは 、その、愛であるなら… 私の言う獣は違う!」イエスは、照れているのか、目をシバシバさせ、その後は、笑って誤魔化したまま、俺の躰から抜けた。その日の夕方、愛璃が戻り「何があったの… ?」驚く愛璃に全てを説明し「今夜のディナーは、外で食べよう !食器は明日、一緒に買いに行こう !」機嫌を取った。愛璃は、疑いの眼差しで、俺を見ていたけれど … 話し終わる頃には納得したようで、微笑んでくれた 。近くのレストランでディナーを済ませ、愛璃は ベッドルームで眠り 、俺はリビングのソファーで横になる。愛璃を、もっと幸せに 、愛璃が何時も笑っているには、俺は 、どうしたら良いのかと、真剣に考えていた 。寝不足な翌朝、NEWS paperに、連続殺人 犯 、ROLLER出頭の記事が載った。俺は 、駄目なので、愛璃が、記事を読み、訳して聞かせてくれた。記事によると、ローラは真夜中に「助けて!殺される!」警察に駆け込み、全ての罪を話し助けを求めた 、彼女は現在、拘留中で、男装し、殺人行為に及んでいたと話した 、行方不明者や犯人不明の殺人事件を検索した警察は、ローラの話しの内容と照らし合わせ、世界規模での捜査を行うと発表した。始めて殺人を犯した場所は、日本で、16歳の時だと話したとも記事に書かれていた。 俺は愛璃に、まだ話せていなかった、家族が死んだ事を話した 。愛璃は、目に涙を浮かべ「… 何て言ったらいいか… 解らない … 」泣いてくれた。笑顔も可愛いが、泣き顔も、グッとくる。俺は、愛璃に言った「愛璃、俺、親の残してくれた金で頑張ってみるよ!先ずは 、愛璃に相応しい(オトコ)になる!それを見て 、気に入って貰えたら… 一生、側にいて欲しい … 」愛璃は「うん♪」可愛く微笑んだ 。


俺の人生は、此からだ!此からも、山ほど の難題が待ち受けているだろうな … だからと言って、人生投げ出せない!心の獣に負けないように、確り生きていくさ!天才になれるかどうかは、解らないけれど、目に見えない何かは、努力している人間を見放したりはしない!決して!



なぁ、イエス、そうだろ?






最後迄 拝読頂きまして

ありがとう ございます。


心から感謝致します。


MiYA

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。