小説が書けなくなった日。――その後。
まさかの続編が発生しました(笑)
先日書いたエッセイ――
「小説が書けなくなった日。」のあと。
実際に、
はじめて異世界恋愛を書いて投稿したところ――
現在、異世界恋愛短編日間48位になっています。
ということで。
しばらく創作迷子だった作者が、
実際に“異世界恋愛へ突撃した結果”を、
その後として書いてみようと思います。
――◇―― ――◇―― ――◇――
……で。
あのあと。
結局――
異世界恋愛、書きました(笑)
しかも。
投稿した。
いや。
正直に言うと、
めちゃくちゃ怖かった。
「これで全然読まれなかったら、どうしよう」
とか。
「恋愛ジャンル界隈の人に、
“なんだこれ”って思われたらどうしよう」
とか。
かなり考えた。
だって私は、
元々――
血まみれの戦場とか。
死にかけの主人公とか。
怒号とか。
絶望とか。
そういうのを書いていた人間だ。
そこへ突然――
婚約破棄。
聖女。
ざまぁ。
異世界恋愛。
……ジャンルチェンジが急すぎる。
読者も困惑する。
たぶん、作者が一番困惑していた。
でも。
書けなくなった場所から、
一歩だけでも前へ進みたかった。
知り合いにも、
今度は『恋愛』を書くと言ってある。
だから、
とりあえず投稿した。
タイトルは――
『凱旋した英雄は聖女を選びました。
冬の補給路を守っていた私は静かに軍を去ります
~今更「戻ってきてくれ」と泣きつかれても、私は隣国の最高機密ですので~』
https://ncode.syosetu.com/n5758me/
……長い。
参考にした人気作のタイトルが、
どれもこれも長い。
なろうって、
本当に長い(笑)
*
そして、三日経った、今。
自分でも、
ちょっと意味が分かっていないのですが――
異世界恋愛短編日間ランキング。
48位。
・7719PV
・1200pt
PVも、
想像以上に読まれていて。
感想も。
リアクションも。
ブックマークも頂けた。
いやまじ。
何が起きたの?
「え?」
って、何回も言った。
スマホ見て。
「え?」
また見て。
「え?」
完全に不審者だった。
*
それを読んだ娘にも言われました。
「パパさ」
「結局、
普通の恋愛、書けてないよね」
……うるさい(笑)
さらに、
うちのAI参謀にも言われた。
「これは、
異世界恋愛なのに、
“軍事国家崩壊シミュレーション”
みたいな読後感です」
「あなた、
テンプレを書こうとしてるのに、
結局“戦記物”になっています」
……うるさい(二回目)
そう。
たしかに、
婚約破棄もある。
ざまぁもある。
でも。
気づいたら――
兵站。
補給線。
物資輸送。
損耗率管理。
地味な裏方の兵站官の話。
なんでだ。
いや、
分かってる。
たぶんこれが――
“霧原零時の異世界恋愛”だった。
結局、
戦っていた。
剣じゃなくても。
恋愛を書こうとしても。
自分の中では、
ちゃんと誰かが、
必死に戦っていた。
たぶん、
きらきらした表舞台だけじゃなく、
その裏側を書かないと、
どこかが泥臭くないと、
自分が物語に入れないんだと思う。
だから、
少しだけ。
これでまた、
あっちの世界に入れた気がした。
*
あと。
今回、
異世界恋愛を書いてみて。
そして、
たくさん評価を頂いて。
ちょっと分かったことがある。
読者は、
おそらく“どこで感情がひっくり返るか”を見ている。
冒頭。
婚約破棄。
理不尽。
追放。
そこから――
「実は主人公が超重要人物だった」
だから、
この流れを意識した。
空気が、
一気に変わるように。
そしたら、
本当に沢山の評価が返ってきた。
なるほど。
みんな、
ここを読みに来ていたのか。
……と、
かなり勉強になった。
兵站なのに。
補給線なのに。
損耗率管理なのに。
ちゃんと異世界恋愛だった。
いや。
異世界兵站かもしれない。
それ、新ジャンル?
*
でも。
今回、
一番嬉しかったのは――
「ちゃんと、自分のまま書けた」
そこだった気がする。
テンプレを書こうとして、
完全に別人になるんじゃなく。
ちゃんと、
自分の好きなものが残っていた。
戦場。
理屈。
積み上げ。
追い詰められた人間。
結局、
私はそういうのが好きなんだと思う。
だから――
もしよければ。
今度は、
そんな“異世界恋愛”の方も、
読んでやってください。
たぶん、
兵站が好きになります(笑)
……いや。
普通の異世界恋愛を読みに来た人には、
怒られるかもしれませんが。
【了】
お読みいただき、ありがとうございます。
◎元になった第1作目はこちらです。
『小説が書けなくなった日。』
https://ncode.syosetu.com/n3257me/
今回のエッセイは、
そこから実際に“異世界恋愛へ突撃した結果”を書いた続編になります。
まだ読まれていない方は、
ぜひこちらも読んでいただけると嬉しいです。




