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エッセイ/創作論集

小説が書けなくなった日。――その後。

作者: 霧原零時
掲載日:2026/05/16

まさかの続編が発生しました(笑)


先日書いたエッセイ――

「小説が書けなくなった日。」のあと。


実際に、

はじめて異世界恋愛を書いて投稿したところ――


現在、異世界恋愛短編日間48位になっています。


ということで。


しばらく創作迷子だった作者が、

実際に“異世界恋愛へ突撃した結果”を、

その後として書いてみようと思います。


――◇―― ――◇―― ――◇――


……で。


あのあと。


結局――


異世界恋愛、書きました(笑)


しかも。


投稿した。


いや。


正直に言うと、


めちゃくちゃ怖かった。


「これで全然読まれなかったら、どうしよう」


とか。


「恋愛ジャンル界隈の人に、

 “なんだこれ”って思われたらどうしよう」


とか。


かなり考えた。


だって私は、

元々――


血まみれの戦場とか。


死にかけの主人公とか。


怒号とか。


絶望とか。


そういうのを書いていた人間だ。


そこへ突然――


婚約破棄。


聖女。


ざまぁ。


異世界恋愛。


……ジャンルチェンジが急すぎる。


読者も困惑する。


たぶん、作者が一番困惑していた。


でも。


書けなくなった場所から、

一歩だけでも前へ進みたかった。


知り合いにも、

今度は『恋愛』を書くと言ってある。


だから、

とりあえず投稿した。


タイトルは――


『凱旋した英雄は聖女を選びました。

 冬の補給路を守っていた私は静かに軍を去ります

 ~今更「戻ってきてくれ」と泣きつかれても、私は隣国の最高機密ですので~』


https://ncode.syosetu.com/n5758me/


……長い。


参考にした人気作のタイトルが、

どれもこれも長い。


なろうって、

本当に長い(笑)


*


そして、三日経った、今。


自分でも、

ちょっと意味が分かっていないのですが――


異世界恋愛短編日間ランキング。


48位。


・7719PV

・1200pt


PVも、

想像以上に読まれていて。


感想も。


リアクションも。


ブックマークも頂けた。


いやまじ。


何が起きたの?


「え?」


って、何回も言った。


スマホ見て。


「え?」


また見て。


「え?」


完全に不審者だった。


*


それを読んだ娘にも言われました。


「パパさ」


「結局、

 普通の恋愛、書けてないよね」


……うるさい(笑)


さらに、

うちのAI参謀にも言われた。


「これは、

 異世界恋愛なのに、

 “軍事国家崩壊シミュレーション”

 みたいな読後感です」


「あなた、

 テンプレを書こうとしてるのに、

 結局“戦記物”になっています」


……うるさい(二回目)


そう。


たしかに、

婚約破棄もある。


ざまぁもある。


でも。


気づいたら――


兵站(へいたん)。


補給線。


物資輸送。


損耗率管理。


地味な裏方の兵站官の話。


なんでだ。


いや、

分かってる。


たぶんこれが――


“霧原零時の異世界恋愛”だった。


結局、

戦っていた。


剣じゃなくても。


恋愛を書こうとしても。


自分の中では、

ちゃんと誰かが、

必死に戦っていた。


たぶん、


きらきらした表舞台だけじゃなく、

その裏側を書かないと、

どこかが泥臭くないと、

自分が物語に入れないんだと思う。


だから、

少しだけ。


これでまた、

あっちの世界に入れた気がした。


*


あと。


今回、

異世界恋愛を書いてみて。


そして、

たくさん評価を頂いて。


ちょっと分かったことがある。


読者は、

おそらく“どこで感情がひっくり返るか”を見ている。


冒頭。


婚約破棄。


理不尽。


追放。


そこから――


「実は主人公が超重要人物だった」


だから、

この流れを意識した。


空気が、

一気に変わるように。


そしたら、

本当に沢山の評価が返ってきた。


なるほど。


みんな、

ここを読みに来ていたのか。


……と、

かなり勉強になった。


兵站なのに。


補給線なのに。


損耗率管理なのに。


ちゃんと異世界恋愛だった。


いや。


異世界兵站かもしれない。


それ、新ジャンル?


*


でも。


今回、

一番嬉しかったのは――


「ちゃんと、自分のまま書けた」


そこだった気がする。


テンプレを書こうとして、

完全に別人になるんじゃなく。


ちゃんと、

自分の好きなものが残っていた。


戦場。


理屈。


積み上げ。


追い詰められた人間。


結局、

私はそういうのが好きなんだと思う。


だから――


もしよければ。


今度は、

そんな“異世界恋愛”の方も、

読んでやってください。


たぶん、

兵站が好きになります(笑)


……いや。


普通の異世界恋愛を読みに来た人には、

怒られるかもしれませんが。


【了】

お読みいただき、ありがとうございます。


◎元になった第1作目はこちらです。


『小説が書けなくなった日。』

https://ncode.syosetu.com/n3257me/


今回のエッセイは、

そこから実際に“異世界恋愛へ突撃した結果”を書いた続編になります。


まだ読まれていない方は、

ぜひこちらも読んでいただけると嬉しいです。

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― 新着の感想 ―
異世界恋愛は何だかんだ恋愛してなくても 政略結婚とか、婚約破棄などであっても、結婚離婚があるからセーフ(恋愛と結婚離婚は別だと思うんだけどね)って世界なんで、割と何でもありですよ。 さらに、100…
2026/05/16 17:19 退会済み
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