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神話は文明の記憶

江学勤教授によると、人類は十分に進化して数十万年も経つが有史はせいぜい一万年ほどしか伝わっていないため、宗教的な神話などの意味づけを精読することで歴史を紐解くべきだという。


また、アブラハムの宗教(ユダヤ教・キリスト教・イスラム教)などの終末論や救世主は、古代から中東が激しい覇権争いの場であったことの痕跡だという。人間は、自分達が「どこから来て今どこにいてどこへ行くのか」という意味づけで行動や連帯を強化される生き物であり、終末論はそれであって、宗教的な神話などは単に、最も長期的に伝わりやすい情報の形態だという。


したがって、(ユダヤ教の)カバラなどの大量の文献を精読し、名前も表に出ない人類の最高権力者達が秘密結社などを通して何を信仰し、あるいは何を信仰させているか、直接的な証拠を重視せず大胆で空想的な推論こそを重視して見抜くことが、破滅的な人類文明をより良く導くために重要だとする。


しかし、古来の大量の文献を読解して、その言説の裏にある意図を推定し、仮定した意図らの整合性を検証しつづけることは、知的負荷と作業量が大きい。特に、英語を母語としない日本人にとっては、情報量が限られやすい。


私は、彼という天才の存在を知ってからすでに1か月ほど彼について調べてきたが、以上が彼に対する私の本質的な理解だ。すなわちそれは確かに「方法論」であり、彼の教えは知的刺激に満ち溢れているが、「検証」して追試することは厄介であり、異なる領域や将来の事象に対して方法を真似て同様の品質を実現しようとすることは難しい。過去の記事にすでに書いたように、「彼の議論はひとえに彼の天才的な知能指数に立脚しているとしか考えられない」。逆に言えば、彼が公開してくれている動画や記事は、聖書のように比肩するもののない価値があると思われてならない。

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