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序章 「世界の底の伝説」より
『ーーかつて、世界は呪われたものだった』
『そこに生きる命たちは、まるでおもちゃのように、人形のように、簡単に壊され、時に壊させられた』
『そしてその命が根付く世界は、まるで物語の書かれた本のように、時にあっけなく閉じられる』
『そこに綴られる命のことなど視野にはない、災たちはいとも容易く、その世界を閉じるのだ』
『しかしそれを守ろうとする、災と同じように外側に立つ者がいた、今に言い伝えられる、守護神というものだ』
『本が閉じられる度生まれる守護神たちは、しかし世界と共にあるのではなく、あくまで外にいるもので』
『しかしその本を、終わらない物語にしようと、命を本来の命足るものにしようと、奮闘するものだった』
『この本に書かれているのは、その中のひとりの守護神、物語を永久にした、ただの少年の話』




