608【この旅のルール】
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今話は、短めです、
前日の風に疲れ果て、また火気は火の粉が風で飛んで、森林火災の原因になりかねず、馬車留めに小屋を出して、作り置きを食べて就寝した。
朝起きて、外を確認すると、快晴。無風とはいかないが、コースを外れるほどの強さではなさそうである。
「今日は、ふつうに飛べそうだよ」
「そうですか。よかった」
食卓に料理が並ぶ。
「昨日作れなかったので」とペロッと舌を出すマナミ。
「いやいや、朝からありがたいよ。昨日は疲れてて、あまり食べなかったから、お腹が空いて目覚めたくらいだもん」
「実は、私も」
ふたりで笑った。
やはり、風は弱まっていた。
「これなら本来のコースを進めそうだ」
上空へと昇りつつ、スピードを上げる。昇るとはいえ、木々の上を飛んでいるだけだが。
飛行中に、お茶をもらって啜る。快適な飛行だ。
一時間に一度というペースで、地上に降りて、トイレしたり、身体を動かしたりする。このくらいなら、たいした寄り道でもない。
ちなみにトイレは、個室を出した。男のオレはいいが、さすがに女性は困る。特に日本人女性なら、プライバシーを確保しないと。それにいくら最中をオレが護衛するとはいえ、虫なんかもいるわけで、そういうのも避けたい。
昼食も上空で食べるのが、ふつうになった。事前にマナミがお弁当を作ってくれている。ありがたや。
夜間の飛行は、相談した結果、特別な理由がない限り、やらないことにした。魔獣に襲われる心配はないとはいえ、やはり、横になって寝たいからと。
野営をすることに決まったが、時と場合によっては、小屋を使うことにした。気象が荒れているときは仕方ないとして。
それ以外のときは、冒険者仕様の野営。テントではなく、帆布を張り、焚き火を焚く。焚き木は、アイテムボックスに常時入れてあるので、探して歩く必要もない。
就寝する際は、結界を張る。遮音結界も含まれているので、魔獣が鳴こうが叫ぼうが聞こえない。朝までぐっすりだ。と言いたいが、焚き火が消えてしまうのは困るので、ときおり起きて薪をくべる。
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