361【村の集会】
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2話連続投稿します(2話目)
今話は、短めです。
現在、集会所(彼女の家)に人々が集まって、目の前にいます。総勢二十人くらい。
なんでかと言うと、魔導具の数々のご紹介。
だって、彼女が食いついてきて、やれやれと言うので。
訪ねてくる人で、お守りを渡せていない人に渡してから、家に入ってもらう。
それでまずは、彼女さんが集めた理由を説明する。
実は、彼女、この村の村長的な人らしい。みなさんに信頼されている。
「というわけなんだよ」
へぇ、という反応。
「煮炊きするのに薪を使う必要がないんだよ。しかもすぐに火が点く。火の調整も簡単だ。竈に付きっきりの必要がないんだよ」
その説明で、色めき立つ女性陣。野郎どもは、それが何?という顔付き。
やはり、女性が家事をしているんだな。
「ここに独り者の方はいらっしゃいますか?」と尋ねてみた。
何人かが、手を上げる。
「飯作り、大変でしょう? ヘタしたら人に作ってもらっている人もいるのでは?」
うつむく男性たち。
「でもこれがあれば、たいしたものではないかもしれませんけど、温かい飯が食えるんですよ」
そこでうつむいていた男性陣が顔を上げた。
「しかもです。ちょっとした料理でも作って、みなさんに食べてもらう。どうなるでしょう?」
首を傾げる男性陣。
ひとりの女性が笑うように声を出す。
「やだねぇ、それだけ女の目の色が変わるんだよ。子どもみたいに、世話が焼ける男なんて、誰も嫁ごうなんて思わないよ」
そうだそうだ、と笑う女性陣。
「それだけではないですよ。お酒は飲みますよね。酒のツマミが欲しくても、今までは誰かに頼まなければいけませんでした。それが自分で作れるんですよ。もちろん、魔導具があるからといっても、ちゃんと調理を経験した人じゃないとダメなんですけどね」
さぁ、どうかな?
「調理くらい」と別の女性。「教えたげるよ。特に酒のツマミをね」と笑う。
ふむ、彼女は作らされた口か。
ということで、かなりの数の魔導具を受注した。受注した? あれ? そんなつもりはなかったのになぁ。
その代わり、金銭ではなく、お米や調味料がもらえることになった。それもかなりの量を。
調理道具は、自腹で買いました。そこは作り手に対しての礼儀として。
そんなこんなで、女性宅に、ちょいとお世話になることに。ちなみに、ムカゴゴハンは、みなさんが集まる前に、うちら三人と女性で試食しました。ふつうに美味しかったです。日本人はやっぱりゴハンですね。うむうむ。
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