014【冒険者ギルドにて】
続きを読んでいただき、ありがとうございます。励みになります。
1話1話が短いため、3話連続投稿させてください。(1話目)
買い物を終え、冒険者ギルドに着いたのは、もう日が暮れ、明かりが灯るような時間だった。
オレたちが入っていくと、その場にいた冒険者たちに囲まれた。オレではなく、ランドルフの姿を見て、だ。
オレは指先で“あそこにいる”と彼に示すと、すまなそうにうなずく。
なんとか抜け出して、四人のもとへ。
「お帰りなさい」と女子ふたりに笑顔で迎えられた。
「ただいま」
「あれが」とハルキ。「奴隷ですか?」
「すごい人気ですね」とエイジ。
「よく見てごらん」
四人が言っている意味がわからず、ランドルフを見る。
「あれ?」と四人。
「あれ、ギルマスの弟さん」
“ええ!?”と驚く四人。
そこでどういうことなのかを説明。
「「「「あの王様はぁ」」」」と呆れる。
「だが、問題がある。出発は明日にするしかない」と外を指差す。
外を見て、うなずく四人。
「明日の朝、馬と馬車と商品を受け取り、この街を出る。ちなみに彼にはまだオレたちのことは話していない」
「ずっとですか?」
「いや。この街を出て、しばらくしてからにしようと思う」
「わかりました」
ようやくランドルフがこちらにやってきた。冒険者たちをなんとか引き離せたようだ。
「待たせた」
「いいさ。ギルマスには会わないのか?」
「どうやら出掛けてるようだ」
「そうか」
王城から呼び出されたかな? 捜索依頼とかで。
「なら宿屋に行くか。夕食は出るかな?」
「大丈夫だ。うまいぞ」と笑む。
「今日一番のいい話だわ」とよろこぶ女子ふたり。
男子ふたりもうんうんとうなずく。
面白ければ、ブックマーク、評価をお願いしますm(_ _)m




