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異世界に勇者召喚されたけど、冒険者はじめました  作者: カーブミラー


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105/677

105【ひとり風呂?】

続きを読んでいただき、ありがとうございます。励みになります。


少し短いため、3話連続投稿します(3話目)

 夜は、マナミが作り置いていってくれたスープと薬草のサラダと焼きオーク肉で、腹を満たす。

 ひとりだと、あんまり美味く感じないな。不思議。


 結界を張って、お風呂タイム。結界の魔導具は、念のために魔石を交換した。だから安心。

 身体を軽く洗って流し、湯船に浸かる。上を見ると、ふたつの月がどちらも三日月。ふたつの月もテンプレか。異世界って、本当に月がふたつなんだよなぁ。さすがにこれはテンプレ破壊はできないや。ふぅぅ。ひとり湯というのもオツですなぁ。


 少しして、脱衣所に人の気配。えっ、誰か帰ってきた? いや、結界してあるから、誰も入れないはず。

 アイテムボックスから雷爆弾・静を取り出す。

「誰だ!」

「儂じゃ儂じゃ」と若い女性の声が。聞いたことのない声だ。しかも“儂”って。

「自宅をお間違いではございませんか?」

「儂の自宅の庭に小屋を建てたのは、そちらであろう?」

 ん? 小屋が建っているのは湖畔。湖畔が庭?

 頭が混乱しているあいだに、その女性が姿を現した。

 白桃肌に真っ白な長い髪。赤い瞳。立派なふたつの胸に絞られたウエスト、そこから続くヒップライン。見事なボン・キュッ・ボンである。

 思わず見惚れてしまった。それに気付いて、慌てて顔を背ける。

「何してるんですか!」

「お風呂というものに入ろうと思うてな。ムムッ、少し熱いか? いや、我慢できるな」

 お湯が増えていく。これは入浴しているな。どういうこと?

「ふむ、いい感じだのぉ、ふぅぅ」

「肩まで浸かりました?」

「うむ」

「そっち向きますよ」

 オレはゆっくりと向く。

「あの、はじめまして、ですよね?」

「毎日、会っているが?」

 えっ? 毎日?

「新鮮なゴブリンをありがとうのぉ」

 ゴブリン?

「まさか……エッヘ・ウーシュカ?」

「うむ、そう呼ばれておるな」

「人化できるんだ」

「まぁ、それなりに生きておるからのぉ」

 人化できるのは、ドラゴンとフェンリルだけじゃないのかい! ほかにもいたっけ? これもテンプレか!

「はぁ。でもなんで今まで姿を見せなかったんです?」

「大勢と話す気にはなれんでな。お主がひとりになったからのぉ、これ幸いと人化したのじゃ」

「結界を張っておいたんですけど?」

「あんなもの、素通り素通り」

「あんなもの、って。それだけ魔力があるんでしょうね」

「うむ。まぁ、安心せよ。あれは壊れておらぬし、儂がおれば魔獣は現れん」

「それは、ありがとうございます」

「うむ」


読んでいただき、ありがとうございます。面白ければ、ブックマーク、評価をお願いします。励みになりますので(汗)

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