表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/7

仮交際期間

 そして仮交際を開始したのですが、ここで一つ問題が。

 妻は土日が休みですが、飲食の私逆。基本にデートは彼女の仕事が終わった後の夕食を食べながらの話し合いが主となりました。


 実は妻はもう一人の人と仮交際中だったのですが、これは結婚相談所では普通の事です。私も担当者さんから他の方とのお見合いをした方が効率が良い、と言われていたのですが私はしませんでした。いや、正確にはできなかったのです。

 休みが不安定なせいか妻とのデートの時間を作るのも大変でした。これが増えたら完全にパンクします。無理です。

 まあその事が妻の担当者さんに伝わった結果、ベタぼれだのなんだのと妻に言っていたんですよね。


 ここで私達の担当者さんの事を話しましょう。

 私を担当してくださったのは同い年くらいの女性の方でした。この方なんですが、基本的に放任主義の方でしたね。先ほどのお見合いのように時々アドバイスをするのですが、こちらから聞かないとほとんど動きません。まあ質問した時のレスポンスは良かったので、陰キャの私にはちょうど良かったのかもしれませんね。

 で、妻の担当者さん。この人が凄まじかった。

 三十半ばくらいの女性なんですが、彼女は私の担当者さん伝いに言った事を脚色しまくる人でした。ええ、尾ひれがつくなんてもんじゃありません。ロケットブースターを増設して妻の方にぶん投げます。

 おかげさまで、私が妻にメロメロでめっちゃアプローチしてるような人物にされてたんですわ。


 さて、そうして私達は四月の半ば。その日、久しぶりにお昼に会う事になりました。フツーのデートですね。ただその前日分にちょっとしたイベントがありました。

 なんと初めてお見合いの申し込みがあったのです。

 お相手は二つ歳上の方。しかし私は断りました。

 以前私が断られたのと同じ理由。本気で考えてる人がいますと。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ