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お見合い当日

 時は一月末。お見合いの場所は相談所が予約したちょっとお高い喫茶店でした。スーツで正装、天気ヨシ! ちょっとだけワクワクしながら喫茶店に到着。予約していた席で相手を待っていました。

 ちなみに周囲には私のようなお見合い中らしき男女がちらほら。おそらく相談所と喫茶店で提携しているのでしょう。

 私が到着したのはたしか十五分くらい前だったかな。注文せずソワソワ。そして待ち合わせの時間。


 来ない。


 お見合い相手こと妻が時間になってもこなかったのです。

 どうなってると担当者さんに電話、確認してきますと待つこと数分。その時の私は『仕方ない』と思っていました。

 実は妻は足が悪い人だったのです。つまり身体障がい者さんでした。だから時間が予想以上にかかってしまったのかなと冷静に、不快にも思わなかったのです。

 そして担当者さんからの折り返し。妻の担当者さんに連絡したところ、道に迷っていたそうです。

 そんなこんなで予定の時間から三十分後。ようやく妻が到着しました。めっちゃ謝られましたね。そりゃそうですよ。お見合いに遅刻だなんてねぇ。

 ですが私はあんまり気にしてませんでした。それよりも彼女と会った時、この言葉が頭を過ったのです。


 ああ、この人が私の奥さんなんだぁ。


 何というかそう感じたんですよ。ものの見事に当たりましたが。


 さて、お見合いははっきり言ってお互いの自己紹介、その延長のようなものでした。仕事に家庭環境、私も持病があったのでお互いの身体の事。楽しい雑談とはちょっと違ったものでした。

 そして店を出て駅で別れ、担当者へ連絡しました。トラブルが無かったかの確認、そして仮交際(お見合い継続)の意思確認の連絡です。

 当然私は仮交際希望を伝え帰宅。

 そして夜、仮交際となった連絡をいただきました。そうして私はお見合い第一段階をクリア。結婚へ向けての二次面接へと進むのだった。


 因みに妻は断られると思っていたようです。まあ遅刻しちゃいましたからね。

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