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聖戦記

1.<history>//結晶に守護された土地と神々(ハリストス)に守護された土地

今現在、このセカイには二つの国しかない。おれが生まれたクリティアス帝国と神々(ハリストス)が住む【神生国エンルル】、その二つだけだ。国の中に都市や町や村は多いが、国や領土の話だと二つしか存在しない。それでだ、<戦争戦争>と、その言葉が今までに何度も出てきているわけで、帝国と神生国は戦争を古から続けている。


統一戦争(ティターノマキア)】。そう呼ばれる大戦で何を統一するのかは超上流階級の人間しか知らない、もしくは単なる領土戦争を意味あるように名付けたのかもしれない。現に結晶人に与えられる目標は――<神々の土地を結晶の土地へと浄化せよ>というものだから、人間たちの汚いだけの支配欲が関わっているはずだ。


<versus> //世界の聖戦記


<トロエの戦い>『顕生代・古生紀・百年六月七日:神生国領トロエの町へ侵攻。神生国の度重なる援軍と新兵器により、顕生代・古生紀・百年六月二十八日に帝国は撤退を余儀なくされた』『顕生代・漸新世紀(ぜんしんせいき)・六百年八月二十日:再びトロエの町へ侵攻。完成した結晶人第二世代(ニフティ)の力は、トロエの町に配備された火器や壁を難なく攻略し、その日のうちにトロエを陥落させた』


<海戦リヴァイアサン>『顕生代・暁新世紀(ぎょうしんせいき)・五十年四月十日:神生国の領海浄化に向けて結晶人総数十万を、海の悪魔リヴァイアサンの討伐へ向かわせた。その後帰還した者は一名たりともおらず、十万の結晶人は行方不明となった――後に偵察へ向かわせた結晶人によりリヴァイアサンの存在を確認、浄化に向かわせた部隊は壊滅したと思われる』


(帝国はその時に捉えたリヴァイアサンの映像と生態を基にシミュレーションを重ねた。資源を多く見積もり犠牲は最小限に抑える構成を練ったのだが、どの時代どの世代のシミュレーションでも第一世代から第三世代までの力では突破不可能、第四世代(ノヴァ)の軍団を実践投入させても可能性は一桁という結果を表した。そこで帝国が理解したのは、『リヴァイアサンが一部の海を支配していられるのは数百万年どころか永遠かもしれない』こと、海を浄化できる可能性があるとすればシミュレーションの計算に入れられない第五世代か第六世代を待つしかないのだが、計算に入れられないからこそ数字は無意味なモノ……その無意味な数字を超えて、新創世紀の始まりと共に第五世代が、まさに<神々の予想を超える奇跡>という文字列で誕生したのは言うまでもない事実)


『植生代・新創世紀・十八年五月七日:第五世代の結晶人――ニレン――によりリヴァイアサンは討たれた。支配されていた魔の海域は穏やかさを取り戻し、その海はヒトの手を借りず生命の繁栄を築き上げた。また、領海を広げるに至った帝国も繁栄を一層強めた』


</versus>


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