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北斗七星は頭がショートする 1
目が覚める。天井が白い。
一体ここはどこなんだろう。
起き上がろうとするが右腕と右足に力が入らない。
それでも何とか立ち上がって体を見れば丁寧にまかれた包帯。
何があった?
俺が気を失う前、何があった?
俺はただ仲間と帰りながら....
あぁ、そうだ。
俺は、先生に切られたんだ。
なんで、切られたんだ?
分からない。
何もかも。
仲間たちは大丈夫なのだろうか。
なんで先生は俺たちを傷つけた?
本当に良く解らない。
今になって刺された腹と腕、足に痛みが来る。
頭が回らない。
瞼が重くなる。
あぁ、
どうか、
どうか、
これが夢でありますように。
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こうして、北斗七星は眠りに落ちる。