19話
優勝はコルとなり、その優勝賞品は噂通り英雄への挑戦権であった。
コルは闘技場の真ん中に立ち、インタビューを受けている。
「最後は接戦でしたね〜!勝てた要因は何だと思いますかー?」
「私が勝てた要因?……スキルの差じゃない?あの生徒会長の方が少しだけスキルが弱かったから。」
ズバッと言うコルにアンタビュアが少し困っていた。
「で、では。優勝賞品は英雄への挑戦権とお金となりますが……英雄の方々の誰と戦いますか?」
「…………学園長以外なら誰でもいいと思うけど?その他は大して変わらないもの。」
今日のコルは少しトゲがあるなぁとリアは思う。
「で、では……。」
英雄の2人を見るが2人は違う方向を向いていた。
「こういうモノは貴方がやるべきじゃないの?アリア。」
「いえー、私はセンス程じゃないにしても殺してしまいますからね。貴方も分かっているでしょうにミセリー?」
「お前さんが行かないのであれば私かーー。」
「俺か?」
警備隊長アリアと軍隊長ミセリーの横にガタイのいい男が現れた。
「あら?珍しのねホルテ?冒険者ギルドはいいのかしら?」
「ああ、副長に投げてきた。」
その男は短い青い髪を靡かせ、闘技場にいるコルを銀色の目で興味深く見ていた。
「俺がいいみたいだ。ちょいと行ってくる。」
「……貴方なら大丈夫でしょうね。頑張って下さいな。」
ホルテは閲覧席から飛び降り、闘技場へと入る。
「な、なんと!英雄の1人であるホルテ様が来ました!」
インタビュアも興奮しているようだった。
「で、では!優勝者コルと冒険者ギルド長ホルテの戦いを始めます!!」




