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二人の願望と苦悩  作者: 夜
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15話

「お前らボクの生徒に手を出すとはいい身分だな?」

センスはその長い髪を地面に這わせながら集まりつつある革命軍を見ていた。

「こいつ学園長か!?なんでここにいる!?」

リーダー格らしき男が大声で部下を怒鳴っていた。


「ボクに与えられたのは生徒を守る事のみだ。その他はどうなったっていい。この人が誰であろうと、守るべきものは決めてある。」

センスは下を向くとポツリと言う。

「それだけがボクに課せられたんだ。」


リアは遠くに人が集まっているのを見た。

あれは警備隊の制服を着ている。

だがこちらへと近寄ろうとはしなかった。


「ぐちゃぐちゃうっせぇな。お前ら英雄と言えど1人だ!纏めてかかれば殺せる!幸い武器も持っていない!」

センスはおもむろに近くに落ちていた木の枝を拾うと革命軍へと向ける。


「は!そんなもんで俺らが殺されると思ってんのか。馬鹿にするんじゃねぇ。」

リーダー格のそういうのを皮切りに部下が一斉に飛びかかる。

その光景を見てセンスは誰にも聞かせるわけでもなく呟いた。

「あぁ、ボクはまた怒られるかな。」


センスは遠くに警備隊の人が大勢いるのを確認すると木の枝を軽く縦に振った。

するとそれだけの動作で辺り一面が更地と化した。

一瞬の出来事で何が起こったのかも理解できないリアは呆然としていると奥からいつかの警備隊長アリアがやってくる。


「センス。力を抑えることを覚えたのね?らしくない。」

「……ボクだって学習するんだ。」

「そう?まぁいいわ。消し飛んだこの人達は革命軍よね?」

「うん、そうだよ。……でも、気になる事が1つある。」

「何かしら?」

「あいつらはボクが英雄である事を理解した上で戦おうとした。でも……。」

「……そう。有り得ないわね。」


2人は黙り込んでしまうとアリアはセンスの頭に手を起きポンポンと叩く。


「貴方にしたらよくやったわ。」

「…………。」


子供の様に扱われるセンスは不満そうだったが、どこか嬉しそうでもあった。

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