14話
リアは帰り道を歩いていると頭に強い衝撃を受けた。
何とか最後に見たのは2人組の男だった。
気がつくと暗い部屋にいる。
目の前は真っ暗で部屋に居るということしか分からない。
部屋にはリアしか居ないようで物音1つもしなかった。
突如ドアが空き、金色の目の男が入ってくる。
「起きたな。叫んでも誰も来ない。まぁ叫べないけどな。」
リアの口には猿轡がされており、声は呻き声としてしか出せなかった。
男はそれだけ言うと部屋か去っていく。
部屋には再び静寂が舞い降りる。
リアは自分か何をしたのか、なんで捕まったのかが分からなかった。
冷静に状況を分析するが一向に理解できない。
何時間経ったのだろう。
リアには知人が少ない。
アミに入れていいのか分からないコルとキャプテン。
これ以外に交友関係は無い。
それ故にリアの身に何が起きたのかが外部に伝わりづらい。
突如外から物音がする。
爆発音の様にも聞こえるし、金属音の様にも聞こえる。
そして物凄い轟音がびびき渡ると壁が1つ消し飛んだ。
外から光が入ってくる。
どうやら日がもう登っていたらしい。
それだけの時間リアは囚われていた。
そして救いに来てくれたなのは意外な人物でもあった。
「…………大丈夫かい?」
その手には長い緑の髪が流れている。
歩いたことの無いような手足には筋肉が着いているとも思えない貧弱な体。
「ボクはセンス。学生である君を助けに来た。」
「皇帝様!!センス様が!」
「…………すぐさま結界を張れる奴を集めろ。大惨事になる。」
「承知致しました!」
警備隊はすぐ様かけ出す。
警備隊のマニュアルにはちゃんと『センス学園長が動いた際の手引き』が用意されていた。
それだけセンスという存在は強大であった。




