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詩集『死辺詩編の氷の詩集』

『俺は詩人で言うところの、ボーカル人間失格さ』・・・『死辺詩編の氷の詩集』から

『俺は詩人で言う処の、ボーカル人間失格さ』・・・『死辺詩編の氷の詩集』から



俺は音楽家ではないから、歌を歌うことは、職業ではない。

しかし、俺は自身を詩人だと規定することはできる、自己認定の範囲で。

それは、非常に有り難いことさ、誰が振り返っても、俺は詩人で言う処の詩人。

ただ、俺の詩は地雷の様に、俺自身には響かない、他者に響くかどうかも、未知数だ。



すると、俺は詩人で言う処の、ボーカル人間失格さ、失格な俺自身の認定。

それでも、執筆しているだろう、死辺をウロツイテ、何、詩人で飯が食えるかね。

誰かが振り返ってくれる時、初めて俺の詩は、幸福の光に満たされるだけだ。

ボーカル人間失格な俺なら、確証を導き出して、初めて詩人のボーカルになる。



当たり前なことを、当たり前に言う程、虚しいことはない。

俺はしかし、怒っていた、自分の為体に、ならば、地雷を踏んだ時初めて、詩人になるのだろうか。

それは分からない、しかし、死を以って初めて評価される処の、不可思議な詩人さ。

俺は詩人で言う処の、ボーカル人間失格さ、しかし、音楽家でない俺は、俺が知る処の、最上の詩人だと、俺自身を認定する、まるで、夢の中の朽ちた桜の木の様に。

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