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~実は魔法使いが最強みたい~

初投稿です。

至らない点があると思いますが、読んでいただければ幸いです。


評価コメント等いただければ参考にさせて頂きます。

ぽつん……ぽつん……なにか音が聞こえてくる


(ん……ここはどこだ?)


周りは暗い、そして寒い。ベットはやけにゴツゴツしてるし布団もない。


(あれ、俺いつの間にベッドから落ちた?それにこの暗さ……何時だ?)


そう思うと、いつも寝る前に充電しているスマホを手に取ろうとする。

おかしい、スマホが見つからない。

そしてとりあえず電気をつけるべく起き上がろうとする。

しかしどうみてもおかしい。床はなぜかゴツゴツしてるし電気も見当たらない。


(夢か……?)


そう思い遠くにあるかすかな光を目指して歩いてみるとその光は火だった。

俗にいうたいまつとやらだがこんなのゲームでしか見たことない。

俺は夢だと悟ったがこんなリアルに感じて面白くない夢なら早く起きたいと思いおもいっきり

顔を抓ってみる。


「いでっ!?」


めちゃくちゃ痛かった、リアルな痛覚を感じた。

おかしい、夢のはずなのに。


そんなことをしてると、さっき見たたいまつがどんどん近づいてくる。


「うわああああああ、人!?」


声のほうを見るとたいまつをもった少年がRPGでよく見る薬草みたいなやつをもって

そこにいた。


「まて、待ってくれ、これはどういうことだ。ここはどこだ?」


俺は目の前の現実を受け入れられてなかった。

これはあれか、最近はやりの異世界に連れてこられちゃいました的なやつなのか?

俺は夢だとは思いながらもリアルな感触、痛みに冷や汗をかく。


「もしかして冒険者さんですか?この辺にはいないはずなんだけどなぁ……」


俺は恐る恐る訪ねてみた。夢でもなんでも状況を理解しないとどうにもならない。


「俺はショウヘイっていうんだが、この世界には冒険者というのがいるのか?お前はだれなんだ?」


「え?冒険者さんを知らない……もしかして記憶喪失とか……ですか?

僕はマークスといいます、近くの村に住んでてこの洞窟に薬草を取りに来たのですが……」


不思議そうな顔をして少年はこちらを見てくる。

記憶喪失……そういうわけではないがそうしたほうが都合がよさそうだ。


「え、ああ、そうだ、実は自分が何者でこの世界がどんなところなのかもわかってないんだ。」


「そうなんですね……では一度村に来ますか?ここにいてもどうしようもありませんし

 その恰好では……」


「あっ……」


俺は夏に寝るときはパンイチで寝るのだが起きる世界が違っても衣服は変わらずパンイチだった。

そうして俺は少年マークスと村に向かい歩き出した。


「悪いな、あと村に帰りながらでいいからこの世界のこと教えてくれないか?」


「気にしないでください、記憶喪失のひとを置いて帰れないですよ。」


そう言ってマークスは笑った。そして俺は村に向かうまでこの世界のことを教えてもらった。

冒険者のこと、モンスターのこと、王国のこと。どうやらよくあるRPGみたな話である。

ただ一つ俺の知ってるRPGと違うことは魔法がないことらしい、魔法という概念はあったみたい

だが、この世界で使える人物はおらず、冒険者とやらはいわゆる物理攻撃系の人たちばっかりらしい。

だからこうやってマークスは薬草を取りに来て、王国の冒険者へ売っているらしい。


そんな話をしていると物陰から音がした。


「シャーーグルルル」


「うわあああああ」


大きな蛇のような動物がいた。これがモンスターなのか。


「下がってください!危険です!」


マークスは前に出た。


「おい、お前は冒険者じゃないんだろう?戦えるのか?」

「いえ...戦うスキルはないですが、あなたよりはこのモンスターを知っています。」


そういうとマークスは地面に落ちていた木を広いたいまつの火を二つに分けた。


「このモンスターは火が苦手なんです。このくらいの火では太刀打ちできませんが時間を稼いで

 逃げましょう!」


そういってたいまつの片割れを投げつけた。

そうすると予想とは違い猛スピードで襲い掛かってきた。


「おいっマークス!!」


その声は遅くもうモンスターはマークスに襲い掛かってきていた。

手を伸ばしても届かない……そう思って手を伸ばしたとき……


ーーボオオーー


俺の手から炎が飛び出しそのモンスターを直撃した。


「え……」

「え……」


状況がわからない。それはマークスも同じだった。


「それ……魔法ですか……?」


確かにそれは俗にいう魔法だった。手から火が出てるのだから。


「そう……みたいだな……まあとりあえず助かってよかったな。」


黒焦げになったモンスターを片目にそんなことを言ってみる。

もちろん少年は驚いている。もちろん一番驚いているのは俺だ。


この世界で俺は魔法が使えるのか?そう思って誰もいないほうに手をかざし祈ってみた。


ーーボオオーー


また炎がでた。間違いない魔法だ。



どうやら俺はこの世界で唯一の魔法使いとして目覚めてしまったようだ……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここまでご覧いただけた方がいましたら本当にありがとうございます。

次回もう少し主人公のことも掘り下げたいと思います。

初作品で至らない点もございますが率直な意見が知りたいので評価等頂けると幸いです。

勉強のために真摯に受け取らせていただきます。

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