一章 禁忌と目的
お疲れ様ですどうもくろ&ネコです。
ついに始まった禁忌の書ですがまだ、本編に入るのはまだ先のようですねw
ですが今後ともよろしくお願いいたします。
(まだ始まったばかりなのに本編に入りたいと思ってる)
「また禁忌を持つ者が現れた……」
老人の低い声が周りをざわつかせた。
「まことか!では始末するのですか?」
「しない……様子を見ようぞ」
老人の返答に周りは動揺する。
「なぜですか!!」
机をドン!と叩き問う、声変わり前の若い声が響く。
「まだ相手の力量が分からんうちは様子を見るべきだと私は思う」
この意見に周りは確かにや賛同する言葉が飛び交う。
「そう…ですか……」
その頃シンジはクエスチョンマークで頭がいっぱいだった。
「十二禁忌?禁忌の書を読んだ?フッ!ありえんな!」
きっぱり断言する。
「なん、で?」
シズは首を傾げる
「理由は2つ、1つは禁忌の書の持ち主は顔に悪魔の模様ていう模様が出るんだが、シズお前の顔にはその模様は無い!2つ、禁忌の書は持ち主から離れないし本として実在しているもの故に、シズお前は今禁忌の書は持っていないというか何も持ってなかったこれはアストリア図書で見つけた本に書いてあったからな!」
とてつもないドヤ顔。ウッザ!
「じゃあ、その本が、間違ってる、禁忌の書は、触れてしまった時点で消える、そして、触れた本人にその禁忌について、全て頭の中に入り、忘れることは、無い」
シンジは動揺を隠せないようだ。
「なななななんだってぇぇ!違うのか?!てことは俺が調べたのはデマってことか?!」
「だけど、あながち、間違ってない、禁忌の使い手は、悪魔の模様が出る、はず」
「だけどシズお前の顔に模様はねーぞ」
「ん~どうして、だろう?」
「いや、俺に聞くな、何もしらねぇよ」
「だけど、禁忌の、使い方は、わかる、よ」
「だったら見してくれよ、世界を滅ぼす禁忌を!」
シンジは指をバシッ!とシズに向ける。
「むり」
「いや無理なのかよ!!じゃあなんで使えるっていたんだ」
「「使える」、じゃなくて、「使い方はわかる」、っていた…」
「あっ俺の早とちりだったのね、ごめん、」
「だいじょぶ、ねぇシンジ」
「なんすか?」
「髪が、長くてさ、よく見えない、けど、おでこのとこ、少し赤くなって、ない?」
「え!血が出てる?!うっそ!全然築かなかった!」
途轍もなく慌てて頭を抑えるしかし抑えてるところは全く関係のない場所だった。
「ちがう、と思う」
「ふへぇ?」
「多分、それは、悪魔の模様、だと、思う」
「へ?悪魔の模様?」
「うん」
シズはうなずきシンジに近ずきおでこにかかった髪をはらう。
「やっぱり、そうだ、赤い、鎖の模様…」
「赤い?鎖?」
「うん、私が所持しているのは、禁忌の書 八章 封印の鎖」
「ん?はしょう?」
シンジは首を傾げる。
「禁忌の書はね、一から十二に分けられていて、それぞれの数によって力が違う、そして現れる模様も、異なる」
「なあーるほど、てことはシズは元十二禁忌八章てことか?だって今俺が鎖の模様を持ってるからなぁ」
うんうんとうなずき問う。
「あってるけっど、違う、私は、禁忌の使い方を、知っている、禁忌は、どの時代も同じ禁忌を持ってる者はいないから、今私は禁忌の使い方を知っている、だったらシンジには、禁忌の使い方は分からないはず」
「だったら何で俺に模様が出るんだ?」
「分か、らない……」
「?」
お互いに分からないことが多すぎて数秒お互いを見つ目会う。するとシンジが口を開く。
「これは推測だが……もしかしたら分かれたんじゃね」
「分かれ、た?」
「そう、禁忌の持ち主は今聞いたことを満たしていれば本当の持ち主だけれども俺たちは分かれた、それぞれに禁忌の所有の証があるてことは二人いないと禁忌は使えないんじゃね?」
「それは、こまる」
「同感だ、だがしかし!そういうわけにもいかんだろ、お互いにやりたいことがあるからな」
「ん~、私は、無いかも、やりたいこと」
「はぁ?だったらどうして困るんだ?」
少し切れ気味なシンジ、シズの返答次第ではキレてしまいそうな感じだ。
「やりたいことは、ない、だけど禁忌を使えないと、生きていけない、から」
「?使い方は分かるんだろ?」
「うん、使うために、その、鎖の模様が、ないと、使えない」
「あーなるほどな、そーゆーわけね。だったら俺の目的に付き合ってもらうぜ、いいだろ?」
「もくてき?」
「ああ、俺の目的はな」
「神を殺すことだ」
最後まで読んでいただきありがとうございます!!!!!
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