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最終話 おばあちゃんの向こうに見えるもの

 トヨおばあちゃんがケガをした日から何年かが過ぎました。奈々ちゃんは、優しく素敵なお姉さんになりました。おばあちゃんは年を取り、奈々ちゃんが小さかった時のような、もの凄いパワーはなくなりましたが、今も元気です。


 奈々ちゃんは、大人になった今でも、おばあちゃんがケガをした時のことを時々思い出します。そして、おばあちゃんの元気な笑顔の向こうに、仲の良い家族の顔が見えるように思います。


 「おばあちゃん、仕事に行ってきます!」

 「行っておいで、奈々ちゃんお弁当持ったかい?」


 奈々ちゃんは、おばあちゃんの方を振り向いて手を振りました。玄関で見送るおばあちゃんの向こうに、お日さまがきらきら輝いています。


 「おばあちゃん、いつまでも元気でいてね。ありがとう」と奈々ちゃんは、そっと呟きました。

 

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