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母親?父親?それになる事で、神から選ばれた者だと本気で思っているのか?

作者: セロリア

恋愛し、結婚し、子供を産み、幸せの絶頂期。


しかし、ひとたび。


思考を巡らせば、懐妊した時の恐怖がまた襲う。


お金。


ザ・金。


金。


カネ。


カネ。


カネ。


カネ。


カネ。


カネカネカネカネカネカネカネカネカネカネカネカネカネカネカネカネカネカネカネカネカネカネカネカネカネカネカネカネ。


金。


お金。



そう。


あなたの恐怖は正しい。


潜在的意識では既にゴールは見えている。


老後破産。


子供には何も。


何も残せはしない事。


そして恐れていた時限爆弾の期限が来る。


介護だ。


子供に国から呼び出しがかかる。


そして。


子供に殺される前に。


ごめんねと、迷惑だよねと、自ら命を絶つ。


潜在的意識ではあなたはこの未来を解っている筈だ。


解っている筈なのに。


あなたは今日も、笑う。


何とかなるさと笑う。


お金を勉強せず、投資なんてと敬遠し、馬鹿にし、給料が全て、いつまでも雇ってくれるさと、あなたは笑う。


タバコ、お酒、ギャンブル、風俗はしないのは 当 た り 前の話。


そうではなく。


洋服。


子供にあげる無駄な小遣い。


見栄を張る為の買い物。


ついつい買うコンビニ用品。


それら全てのお金の使い方が、未来のあなたへと直結している。


お金が無くなれば?


死ぬしかない現実に目を向けない。


お金は大事だ。


ホタルの墓。


兄妹を見捨てたおばさん。


あのおばさんは正しい判断でした。


あの作品で、唯一、英雄に値します。


海外ブランドを買う?


海外にお金が流れていくのに?


国産を買いましょう。


地産地消をしましょう。


あなたを守ってくれるのは、お金です。


友達、親戚、地域の人。


それらの人にも家族がいます。


それらの人達は、余裕があれば、あなたを助けてくれるかもしれない。


  余  裕  が  あ  れ  ば  。


すまんと泣きながら、手を離されるのがオチです。


あなたを助けてくれるのは。


守ってくれるのは、お金なんです。


ここで言うお金とは、つまり財産です。


紙幣、貨幣だけの事ではありません。


お金なんて。


仲間がいれば。


友達がいれば。


家族がいれば。


生物の基盤は気温、体温、薬、食べ物、水です。


それらが買えなければ?


待つのは家族、友人、仲間の無惨な共食いです。


税金さえなければ、仲間達でワイワイ畑を耕し、食べ物を作れるんですがね。


税金がある以上、お金が全てという構図は変わらない。


だから仕方ないんです。


税金がある以上、仕方ないんです。


税金がある以上、お金が全てなんです。


税金がなければ、ただ生きるのには全く困らない農家です。


しかし、税金があるから困るのです。


しかし、税金はあります。


だから仕方ないのです。


農家でさえ、共食いをしなくてはならなくなる。


普通のサラリーマンなら共食いは必ず起きます。


家族と家族と家族と家族が、殺し合いをするでしょう。


今もしてるでしょう?


知らない家族の一家心中事件をニュースで見て、自分はまだ大丈夫だと、ホッとしてるでしょう?


・・。




順番なんです。


《オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ》


あなたの順番は後何年後ですか?


自殺でも、刑務所に入るでも、売られるでも、心中でも良いです。


後何年後ですか?


老後破産まで、後何年ですか?


あなたは今日、何を買いましたか?


未来を買う日々?


それともー。


ただ時限爆弾のタイマーを早めただけ?


老後破産まで、後何年ですか?




《END》


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