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【完結】追放された無能聖女ですが、世界樹の精霊王に拾われて1000%偏愛されています 〜今さら戻れと言われても、もう「奥様」なので無理です!〜  作者: ましろゆきな
第二章:聖女の帰還と精霊王のジェラシー 

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第十七話:精霊たちの秘密、愛の贈り物

 エルナが世界中の人々を癒やし、多忙な日々を送る中。 セフィロスが仕事で聖域を離れた隙を突き、下級精霊たちがエルナの元へ集まった。


「聖女様! いつも私たちを大切にしてくれてありがとう!」 「私たち、お返しがしたいの!」


 彼らがエルナを連れて行ったのは、世界樹の最深部にある、精霊たちですら滅多に立ち入らない伝説の回廊だった。 そこには、精霊たちが何日もかけて編み上げた、「光の糸のドレス」と「万年雪の真珠」で飾られた祭壇が用意されていた。


「これは……?」


「結婚式の準備だよ! 王様セフィロスは独占欲が強いから、自分だけで地味に済ませようとするかもしれないけれど……私たちは、世界で一番綺麗なエルナ様を、みんなでお祝いしたいの!」


 精霊たちの純粋な「恩返し」に、エルナの目から涙が溢れた。 かつては石を投げられ、泥を啜るような扱いを受けていた自分が、今、この清らかな種族たちに心から祝福されている。


 そこへ、予定より早く戻ってきたセフィロスが現れた。


「……何をしている、私のエルナを囲んで」


 殺気立つセフィロスだったが、精霊たちが必死に作り上げた「結婚式の舞台」と、それを見て幸せそうに泣くエルナの姿を見て、ふっと毒気を抜かれたように息を吐きだした。


「……やれやれ。私の計画では、二人きりの密やかな儀式にするつもりだったんだが。……たまには、君たちも気が利くじゃないか」


 セフィロスは、エルナの肩を優しく抱き寄せ、彼女の涙を指で拭った。


「……エルナ。皆がこれほど望んでいるんだ。……世界で一番、贅沢で、誰にも邪魔されない誓いを立てよう」

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