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第2章・第4話「潜入者」

監視迷宮を抜けた先で、漂着者たちは新たな人物と遭遇した。黒いフードを被った影が廊下の奥から現れ、警戒心を漂わせる。島内に潜入していた、外部から派遣されたエージェントの一人だった。


坂本陽一は端末を操作し、AIオメガの断片情報を確認する。「この人物…外部から来た侵入者だ。協力できるか、それとも敵か」


橘英里香は眉をひそめ、仲間に囁く。「気を抜かないで。ここで間違えば全員が危険」


高橋は影の中で構え、低く声を出す。「敵か味方か…まずは状況を見極める」


ヴェラの光体が揺れ、冷静に告げる。「新規接触は予測外です。判断を誤ればAIオメガの反応により危険が増します」


漂着者たちは慎重に距離を取りながら、潜入者と対話を試みる。霧の中、赤いドローンの光が揺れ、監視網は二重に彼らを追跡する。島内部の緊張は、未知の潜入者の存在によってさらに増幅された。


坂本は仲間に低く告げる。「油断するな。ここからは信頼も裏切りも紙一重だ」

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