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ライナ、領主に会う

 修道院から街まではちょっと歩いて数分ぐらいの距離だ。


 その街の中心にある大きな建物が領主宅だ。


(でも、いきなり訪問して門前払いにならないかしら……)


 もし、今日がダメでも約束だけは取り付ければいい。


 領主宅の門の前に行って門番の方に話しかける。


「あの私、修道院に派遣されたライナと申しますが本日は領主様はご在宅でしょうか?」


「おぉ、シスターの方ですか、ちょっとお待ちください」


 門番の方は礼儀正しく対応してくれた。


(あら、もしかして出来た方なのかしら?)


 貴族の家で働いている人々を見れば主人のあり方が何となくわかる。


 主人が偉そうにしていれば下働きしている人も見下す態度を取るようになる。


「お待たせしました、主人がお会いするそうです」


「ありがとうございます」


 門番が屋敷の入り口まで案内してくれてメイドが引き継いで私はメイドの後をついて行った。


「こちらがご主人様の部屋になります」


 メイドが扉をノックして開けた。


「どうぞお入りください」


「失礼いたします」


 部屋に入ると多分20代位の若い男性がいた。


「はじめまして、私が領主を務めるハロル・ダイナーズと言います」


「ライナと申します、いきなりの訪問にも関わらずお会いしていただいてありがとうございます」


「いえいえ、こちらがお願いしたので来ていただいて感謝したいぐらいですよ」


「え? お願いされたのですか?」


「はい、あの修道院にはずっとシスターがいたんですがその方が亡くなってからは空家状態になっていたんです。 流石に放置しておくのもどうか、と思いまして国にお願いしたんです」


 なるほど、そう言う事情でしたか。


「そうでしたか、院内は綺麗にしましたが壁とかがボロボロなので修理をしたいんですが」


「勿論、協力させていただきます。困った事があったらいつでも声をかけてください」


 領主、ハロル様との初対面は好印象で終わった。    

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