大まかな作戦
もうすぐで年内終わる
海風が吹き抜け、空は澄み渡っていた。
しかしその美しい光景の下で、戦闘の気配は確実に迫っていた。
柏木「ん~いい海戦日和だな。」
大日本帝国連合艦隊司令長官渡辺は眉をひそめ、書類を抱えたままぴしゃりと言う。
渡辺「冗談でも不謹慎です、参謀総長。これから大規模海戦が控えているんですよ。」
柏木「ああ、分かってるよ。だからこそ景色くらいは楽しませてくれってんだ。」
渡辺「楽しむ余裕があるのは結構ですが……本題です。」
彼は手帳を開き、淡々と説明を始める。
渡辺「この後、参謀総長は空母機動部隊へ移動。
我ら帝国艦隊が敵艦隊を捜索、交戦開始次第こちらから通達します。
通達が届いたら、速やかに空母を連れて出港してください。」
柏木「まるで俺をVIP扱いだな。」
渡辺「参謀総長ですから当然です。
……本来なら後方で指示に回ってほしいくらいです。」
柏木は海を見ながら軽く笑う。
柏木「そういうわけにはいかないさ。前線に出なきゃ見えねぇこともある。」
渡辺「見えない方が平和なんですけどね……。それにしても、今日の海域は霧がなく視界良好。敵もこちらを見つけやすいでしょう。」
柏木は肩をすくめる。
柏木「互いに丸見えってのは、ある意味平等じゃないか?」
渡辺「海戦に平等も卑怯もありません。可能なら敵が昼寝している時にでも撃沈したいくらいです。」
柏木「お前、たまに怖いこと言うよな。」
渡辺「実務的思考です。」
渡辺「さて、港に着いたので我ら戦艦艦隊は補給を受けて、そのまま捜索に行きます。参謀総長は空母機動部隊に向かってください。」
柏木「分かった、分かった」
渡辺「お願いしますよ」
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