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世界に勝利した皇国よ新世界に勝利せよ  作者:
世界に慣れ始めた
61/72

敗北

名前決めるのめんどくさくなってきた

通信士「司令……前線からの通信が……すべて途絶しました。」

観測兵「敵上陸部隊、すでに海岸線を突破。

第二防衛線に向け前進中です。」

幕僚A「迎撃部隊は壊滅、後方予備戦力も展開不可能……。

もはや戦線は……。」

ダラグ少将は椅子に深く腰を沈めた。

重い沈黙が落ちる。

ダラグ少将「……ここまでか。」

幕僚B「司令! まだ後退して防衛線を再構築すれば!」

ダラグ少将「不可能だ。海軍の攻撃で前線そのものが消し飛んだのだぞ?兵は散り散り、通信もない。今再編しようにも、敵の上陸速度が速すぎる。」

幕僚たちは反論できず、互いに目を伏せた。

通信士「司令……帝国陸軍、第三陣と思われる部隊が背後から接近中。

包囲されつつあります!」

幕僚A「こ、こんな速度の包囲作戦……聞いたことがない……!」

ダラグ少将は静かに立ち上がり、机上の自国軍旗を見つめた。

ダラグ少将「……我々は、敵に回してはいけない国に、喧嘩を売ったのかもしれんな。降伏しよう、これ以上、兵士を無駄死させるわけにはいかない。白旗を掲げてくれ」

司令部の空気が、張りつめたまま小さく震えた。

幕僚A「……かしこまりました。」

幕僚達は静かに敬礼したが、顔では悲しんでいた。

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