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敗北
名前決めるのめんどくさくなってきた
通信士「司令……前線からの通信が……すべて途絶しました。」
観測兵「敵上陸部隊、すでに海岸線を突破。
第二防衛線に向け前進中です。」
幕僚A「迎撃部隊は壊滅、後方予備戦力も展開不可能……。
もはや戦線は……。」
ダラグ少将は椅子に深く腰を沈めた。
重い沈黙が落ちる。
ダラグ少将「……ここまでか。」
幕僚B「司令! まだ後退して防衛線を再構築すれば!」
ダラグ少将「不可能だ。海軍の攻撃で前線そのものが消し飛んだのだぞ?兵は散り散り、通信もない。今再編しようにも、敵の上陸速度が速すぎる。」
幕僚たちは反論できず、互いに目を伏せた。
通信士「司令……帝国陸軍、第三陣と思われる部隊が背後から接近中。
包囲されつつあります!」
幕僚A「こ、こんな速度の包囲作戦……聞いたことがない……!」
ダラグ少将は静かに立ち上がり、机上の自国軍旗を見つめた。
ダラグ少将「……我々は、敵に回してはいけない国に、喧嘩を売ったのかもしれんな。降伏しよう、これ以上、兵士を無駄死させるわけにはいかない。白旗を掲げてくれ」
司令部の空気が、張りつめたまま小さく震えた。
幕僚A「……かしこまりました。」
幕僚達は静かに敬礼したが、顔では悲しんでいた。
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