被害状況
次回作戦会議
敵軍が降伏した後日
伊賀瀬「被害報告がまとまりました。ご確認を」
高橋大将「……よし、報告しろ」
伊賀瀬「まず、敵軍の総兵力はおよそ15万人。そのうち、戦死者は約7万人、負傷者は4万5千人前後。捕虜として投降した者が2万人弱。脱出を試みて失敗、行方不明となった者が約1万人です。敵艦は空母1隻轟沈、護衛艦6隻轟沈、2隻航行不能です。」
高橋「実質、壊滅……いや、消滅だな。海も空も封じたうえでの戦いだったからな」
伊賀瀬「はい。艦隊の援護が決定打となり、敵の戦意は完全に崩壊しました」
高橋「こちらの被害は?」
伊賀瀬「帝国軍側は、戦死者およそ7千人、負傷者は1万人強。戦闘継続可能な兵力は1万人前後です。」
高橋は静かに目を閉じ、腕を組む。
高橋「……3万で15万を迎え撃って、そして勝ったか」
伊賀瀬「ただし、損耗率は約6割。消耗は激しく、即時の再戦闘は困難です」
高橋「それでも、島は守り抜いた。失地はゼロだ。それがすべてだ」
通信兵が小走りに報告に入ってくる。
通信兵「帝都より、正式な勝利勲功の打電あり!帝国陸海軍、硫黄島奪還戦において功績顕著とのこと!」
高橋「……ふっ。よし、全軍に通達しろ。『戦いは終わった』と。だが警戒を解くな。勝者には常に、次の試練が待っている」
伊賀瀬が深く頷いた。
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