表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
破綻寸前ギルドを追放冒険者のゴミ拾い能力が救います  作者: shiyushiyu


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/29

第25ゴミ拾い ザクロ襲来

 ドンファを倒したアドたちは、次の階層へは向かわずひとまず村へと戻った。


 理由は、疲労困憊だったことと、思いのほかダメージが多かったことだ。


 精神的にも身体的にも次に進むのは無理だと判断したのだ。


 さすがは階層主。


 そう簡単に倒せる相手ではなかったということだ。


 幸いにも穏風のダンジョン1階層には、こちらから攻撃を仕掛けないと攻撃を仕掛けてこないモンスターばかりだ。


「これが他のダンジョンだったら大変だったね」


 アドの言葉通り、通常のダンジョンであれば帰りにもモンスターに襲われる危険性がある。


「帰りのことも考えてダンジョンに挑まないといけないということですね」


 病室で2人の看病をしながらイリが言う。


 2人は怪我こそしているが、重傷というほどではなかった。


 念のために療養しているという程度だ。


 アイギルドとして、一番簡単なダンジョンの最初の階層主だとしても、それを倒したというのはいい知らせである。


 村にも活気が溢れる。


「たっ、大変です!」


 そこに水を差す報告がもたらされた。


 ●


 村人の1人が勢い良く病室のドアを開けて報告をした。


 見知らぬ軍勢が寂静村にやってきて、ギルド長を出せと言っている。と。


 急いでイリとアドとシャラが村の入り口へ向かった。


「キミたちがここで一番偉い人たち?」


 少女が甲高い声で話す。


「悪いけど、けいちゃんを取り戻すために死んでくれる?」


 そう少女が言うと、少女の背後から明らかに死体と思われる人間が複数人現れた。


「アドさん!」


「ちょっと待ってよ。なんで俺たちが死ななきゃいけないんだよ!」


 シャラが金切り声をあげ、アドが慌てて停戦を持ち掛ける。


「キミたちに事情を話しても解決することはできない!」


 ブン。と少女が片手を上から前に振り下ろすと、控えていた死体が動き出した。


 多勢に無勢。


 アドたちが勝てる道理はなかった。


 いくらどんな能力を持っていたとしてもだ。


「やっぱりボクの能力は最強だね」


 キャハハと甲高く笑った後、少女は一歩前へ踏み出した。


「待ちなさい!」


 アドとシャラの前にイリが立ちはだかり、死体に待ったをかけた。


「イリ?」


 アドが戸惑いの声をあげるが、イリは決意を固めた表情をしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ