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迷宮解きの名探偵と迷宮の姫

13:00成田空港

「愛奈、なんでこんな所に来たの?」

美玲は不思議そうな顔をして、先を行く愛奈に声をかけた。「いい所に連れて行く」とだけ言われついて来たものの、手ぶらで空港に来る意味が分からなかったからだ。

「今日、ゼロから連絡があってな。久美の件の犯人を見つけられる人を送ってくれたんよ。」

愛奈は椅子に腰掛けると、美玲の方を見ずに言った。

「え、ゼロから?元気にしてた?」

ニコニコしながら、愛奈の顔を覗き込む。

「いや、新聞に暗号があっただけだから。まぁでもあの子の事だから、上手くやってると思う。」

愛奈は大きめのサングラスを外しながら言った。

「それはそうと、なんでこんな格好なの?」

美玲も大きなサングラスを外した。

2人は白のレースのワンピースに、大きなつばの帽子。そして大きなサングラスといった海外セレブのような格好をしていた。

「私が聞きたい。」

愛奈がげんなりとした顔をする。

「うぇえ〜!久美を刺した犯人がわかるって事?」

美玲が急に変な声を上げて立ち上がった。

「・・・今かーい。わかってへんようやったから、このままスルーしようと思ったのに。」

「はぁ・・・」とため息をついて美玲を白い目で見た。

「で、で、どんな人なの?」

美玲は食い気味に愛奈の肩を揺らす。

「知らないわよ。日時と格好の指定だけで他には何も。まぁ暗号だからね。必要最低限。」


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