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日本は平和なので

 

  病院に着いた。時刻は10時13分。私は車を降りる。バックミラーのところにぶら下がったキーホルダーがうざったい。宮さんの好きなキャラクターだ。鬼滅〇刃の伊之なんとかとかいうキャラ。

  私こういうワイルドな奴がリアルでもタイプって宮さん言ってた。でも本当は頼りない歳下が好きなのを私は知ってる。


  「このイノシシ頭って毛皮なんだっけ…メインキャラの顔がほとんど隠れてるって斬新よね……」


  宮さんの愛車でぼーっとしてたら病院の玄関から松葉杖ついた奴が出てきた。私は駆け寄る。


  「おつかれ。」

  「……おう。」


  着替えとかの入ったパンパンのカバンを受け取って私とハルは車に向かう。


  「お勤めご苦労様です。」

  「やめろ。悪いことしたみたいじゃんか。」

  「かっこいいじゃん。春〇代の真似。」

  「細かくてわっかんねぇ。東京〇リベンジャーズだっけ?俺は灰〇兄弟が好き。」

  「ムーチ〇くんかっこいいよねー。」

  「誰推しなんだよ……」


  トランクにカバンを詰め込んで車に乗る。


  「10月入ってから急に肌寒くなったよねー。私風邪ひいたかも。」

  「またかよ、気ぃつけろよ。酒飲めなくなるよ。」

  「それが一番辛い。」

  「椿、悪いな。家の事任せて……」

  「ん?いいって。あ、家帰っても怒んないでね?」

  「さては散らかしてるなてめー。」

  「散らかしたのは主に琴葉ちゃんだから……」

  「そういえば琴葉は?」

  「一緒に来るって言ってたけどなんか眠かったみたい。出かける頃には半分寝てた。」

  「そ。」

  「ねー、本屋寄っていい?漫画買いたい。」

  「何買うの?買ってあげるよ。」

  「え?なに急に…」

  「いや悪かったなーって思ったから…何買うん?」

  「ジ〇ジョの5部。まとめ買い。読みたくなった。」

  「え……やっぱ買わない。」

  「なんでよー。」

  「5部だけで何冊だよ。無理。金ない。」

  「はいはい。ウイスキー買ってくれたらいーよ。あ、コンビニも寄っていい?コーヒー飲みたい。」

  「自販機あるよ?」

  「ハルはいつまで休みなの?」

  「無視ね…んー、ギプスが取れるまで。歩けないと仕事にならん。」

  「それっていつまで?」

  「分からん…1.2週間?」

  「おー…いいな…私も骨折ろうかな……」

  「どんだけやねん。」

  「じゃあ、もうしばらくは私のヒモってことだ。あーあ、辛いわー。」

  「いや帰っていいけど?」

  「その足で家の事できないでしょ?いいっていいって。」

  「……悪いな。」


  コンビニに寄った。大きなトラックが停まってて入れにくい。先輩の車をスるわけにはいかない。私のドライブテクが光る。


  「……よっしゃ。上手!天才かよ。」

  「駐車しただけだろ。どんだけ自己評価たかいんだ。」

  「やってみる?」

  「無理。」


  ハルを車に残してコーヒーとグラタンを買ってきた。海老グラタン買ったらなんか漫画どうでもよくなったからもう帰ろう。


  ……あ、そういえば今日日曜か。


  まぁ仕事が休みなので日曜に決まってるんだけど、社畜を拗らせると曜日感覚がなくなる。


  「おまたせ。冷たいので良かった?」

  「うん、お金は?」

  「いいってば。」


  車を走らせる。邪魔くさいトラックと亀みたいなおじいちゃんを華麗に捌く私のテク。惚れるね。


  肌寒くなってきたけど車の中はまだ暑い。窓を少し開けたら気持ちいい風が流れ込んできた。


  「そーいや私再来週合コンなんだ。」

  「へー……え?合コン!?」

  「何その反応……会社のねー。数合わせで呼ばれちゃって……」

  「……へー。休みはないのに合コンする暇はあるわけだ……行くの?」

  「行くんだって。陽キャでしょ?だから今日美容院行ってくる。」

  「美容院!?気合いすげーな……再来週なのに今日行くのかよ……」

  「いや髪切ろうと思って…ハルはさー、髪長いのと短いのどっちがいいと思う?」

  「どっちでもいい。」

  「出たよ。それ質問の答えになってないから。お母さんに晩御飯何がいいって訊かれてそう答えるのが一番困るんだよ?困らせてたでしょ?」

  「俺は毎回ちゃんと答えてた。今日は魚のフライがいいです。揚げ物が恋しい。」

  「あーはいはい。なんだかんだ言って私に作らせる気満々なのね…そっかぁ〜、私のヘアスタイルは晩御飯以下か。」

  「好きにすればいいじゃん。てか長い方がいいって言っても切るんでしょ?」

  「わかんないよ〜?ハルが「ロングのが似合うぞ?椿」って言ったら予約キャンセルするかも。」

  「短い方が好きだなぁ……」

  「……。」


  そっか、ハルは短いのが好きか……


  「……何この間?」

  「別に。なんか髪染めたくなってきたな。」

  「いいんじゃない?茶髪にしてきなよ。」

  「無理。セールスレディだから。」

  「へー厳しいんだ。」

  「いや決まりはないけどね……あ、お昼グラタン買ったよ?良かった?」

  「作ってくんねーの?」

  「え?なにー?人が作ったら作ったで辛いだの文句言うくせに……」

  「なんか手料理が無性に恋しい……」

  「ハル。手料理作ってくれる女の子はそんなに安くないぞ?もっとありがたがって。ほら。」

  「じゃあもう頼まない。」

  「頼めよ。」


  馬鹿な話をしてたら家に着いた。

  ハルの家の前の坂、登りきらない。この車パワーないなぁ……


  家の前に着いて適当に車を停める。ほんと無駄に広い敷地だ。私の部屋増築して欲しい。


  「懐かしの我が家……」

  「ほんとだね〜、あ、段差気をつけて。大丈夫?」

  「ヘーキ。」


  木製の扉を開けて中に入る。扉を開く音にバタバタと足音が反応した。足音だけでもうかわいい。


  「おかえり!!」

  「琴葉ー。ただいまー。」


  待ってましたとばかりに琴葉がハルに抱きついた。ちょっとよろけて危なっかしい。ハルの背中を支えてやる。まるで数年ぶりに再開した飼い犬とご主人様だ。


  「ごめんね。ずっと留守にしてね。」

  「おかえりぃぃぃっ!」


  玄関先でイチャつく兄妹をポテチが冷めた目で見てる。それでも久しぶりのご主人様の帰宅にポテチも足元に擦り寄った。で、すぐ離れた。臭かったかな?


  「ちょっと早いけど、お昼にしよーね?」



  お昼は冷凍のグラタン。あと野菜があったからサラダ。


  テレビをつけてニュースを眺めながら3人と1匹で久しぶりの食卓。なんだかいいなぁ…視界の端に映るハルの艶々した黒髪が胸をほっこりさせる。なんだかんだで私も寂しかったんだ。


  「携帯代、値下がるってね……」

  「今更?ずっと言ってるよ?そういえばド〇モって解約金取られなくなったんだって?」

  「へー。」

  「他の会社もそうなるらしいね。」

  「椿キャリアどこ?」

  「ハルと一緒、ソフ〇バンク。」


  テレビでは選挙の話で持ち切りだ。選挙かぁ…行ったことない。


  「あ、そうだハル。預かった鍵……」

  「ああ……あげる。」


  そこら辺に放ってた鞄から鍵を取り出す私はそのままフリーズ。


  「……え?くれるの?」

  「うん。それ予備だし…持っといていいぞ?要らんなら返せ。」


  ……マジすか?合鍵貰っちゃった。


  「……いや、貰っときます……」

  「あっそ。忍び込むなよ?」

  「じゃあこれで毎回電話しなくていいね?」

  「いや電話はしろよ。いきなり来るな。ただ玄関まで鍵開けに行くのめんどいから。」

  「……え?ほんとにいいの?怖くない?他人に鍵預けるの。」

  「別に……なに?悪用する気?」

  「いや……じゃあありがと。」


  ストラップもなんにも付いてない鍵をポケットに仕舞う。なんだか形ある信頼を受け取った気がして悪い気じゃないな。

 

  「そっかぁ…長い付き合いだけどとうとう合鍵を渡すほど進展したかぁ……」

  「何言ってんだ?」

  「姉ちゃん良かったね!」

  「ねー琴葉ちゃん。ありがとねー。」


  口の周りに盛大にホワイトソースつけた琴葉ちゃんの口を拭いてやる。かわいい。


  「……無くさないでね?」

  「こんなん貰ったらもう家に帰らなくなっちゃう。椿って表札かけていい?」

  「やっぱ返せ。」




 ※




  昼ごはんを食べてからまた出かける。車を走らせて20分くらい。

  家の近くのよく行く美容院に到着。

  車から降りる前にバックミラーで自分の髪を確認する。


  「……ほんと伸びたよな。」


  学生時代の写真見てる気分。というか私化粧っ気ないなー。まぁ下手くそだしね。


  ハルは短い方が好きらしい。そういえば昔そんなこと言ってた気がするようなしないような……

  せっかくなら身近な人にウケがいい髪型にしよう。なんて思ったけど、流行りの髪型とかよく分からん。


  「……なんでもいいでしょ。」


  そういえば髪を切るのも久しぶりな気がした。



  結局前と同じ感じになった。

  今までよりは少し短め……だと思う。セミショートっていうの?前は肩にちょっとかかるかなくらいだったと思うけど、今回はうなじが隠れる程度。

 

  髪切ったら頭が軽くなった気がする。ちょっとだけ寂しい。前髪も短くなったからかバックミラー越しに映る顔は自分の顔じゃないみたいだ。

  伸ばしてた期間ってそんなにないんだけど、髪型で印象ってだいぶ変わる。


  夕飯の買い出しをして、ついでにジ〇ジョも買ってきた。全部は流石に高いから47巻から49巻。また買いに行こう。



  「ただいまぁ。」

  「おかえり!」

 

  琴葉ちゃんっていっつも出迎えてくれる。一家に1人欲しい。

  というか、自分で鍵開けてちっちゃい子が出迎えで飛びついてくれるって、なんか新妻の気分。


  ……いや昨日までと変わんないけどさ。


  「椿っ!」


  琴葉ちゃんを抱き抱えて居間に戻るとハルがなんか怒ってた。


  「このタオル使ったろ!これ雑巾じゃねーってのに!どこ拭いた?」

  「あーごめん。窓枠…汚れてたから。」

  「掃除した!琴葉も!」

  「だめでしょーが。綺麗なの使ったら。ここに古いのあんのにさー。」

  「メンゴメンゴ。」


  買い物袋を下ろしながら片手で謝罪。ハルは不機嫌だ。

  こういうところは面倒臭いなぁ……


  「柚姉、髪短くなった。」

  「そーだよ。切ってきた。どーかな?似合う?」

  「似合うー!」

  「ほんと?ありがと。」

  「兄ちゃん、姉ちゃんかわいいね!」

  「……そーだね。」


  なんスかその反応……


  「なんか反応薄いなぁ。折角ハルが短いのが好きって言ったから切ってきたのに。」

  「俺が言ったから切ったわけじゃないでしょーが。それより、タオル使うのはまだいいとして、ちゃんと洗えよー。汚れ取れねーじゃん。」

  「いーじゃん。掃除してあげたんだから。」

  「それはありがと。ただ納得いかない。」

  「もー。」


  ハルの手からタオルを奪い取って洗濯カゴに放る。私の髪よりタオルですか?そーですか。


  「晩御飯すき焼きでいい?」

  「すき焼きー!」

  「いいけど…いくらした?」

  「いいってば。私も食べるんだから…」

  「え?帰んないの?」

  「帰んないよ!?」


  まだ松葉杖ついてるじゃんあなた。本気で帰す気だったの?


  「ずっと帰ってないんじゃないか?いいの?」

  「いいの。どーせ帰っても寝るだけの家。もう少し居候していいですか?」

  「……そう、なんかごめん。」

  「もー。」


  ハルのほっぺを引っ張る。柔らかいなぁ…それにすべすべもちもち。自分のほっぺを撫でてもそんな感触しないのに…なぜ?


  「……何してんの?」

  「別にぃ?ハル肌綺麗ね。ほら琴葉ちゃん、お兄ちゃんほっぺぷにぷにだよ?」

  「ほんとだー!」

  「はいはいありがと。琴葉ももちもちだね。」

  「にーっ!」


  3人で互いのほっぺをつねくりあう。なにこれ。


  「悪いな…何から何まで。」

  「じゃあ今日は晩酌付き合ってね?一人で寂しかったんだぁ。」

  「寂しかったの…ふーん。そう。」


  なんか含みのある言い方だけど、とりあえず私は台所に戻って夕飯の支度を始める。と言っても、鍋物は楽ちん。


  「ハルそろそろコタツ出すー?」

  「……出さない。てか持ってない。」

  「うそっ!?」




 ※




  すき焼きとビールは悪魔的。法律で取り締まられてないだけで薬物と一緒です。明日もすき焼きにしよう。


  腹いっぱい肉を詰め込んでからお風呂を沸かして琴葉ちゃんを入れる。風呂場にポテチを連れていこうとするから慌てて止めた。やめて、この子洗うのに私がどれだけ……


  琴葉ちゃんから奪いっとたポテチを寝っ転がってるハルのお腹に乗せる。お腹いっぱいの琴葉ちゃんはご機嫌で入浴に向かった。


  「……ハルどこで寝る?」

  「ん?」

  「だって2階まで上がれないでしょ?居間は床硬いし……私のベッド使う?」

  「私のって、お前のじゃねーから……いいよここに布団敷くから…」

  「体痛くならない?」

  「ならない。」

  「寒くない?」

  「寒くない。」

  「一緒寝る?」

  「じゃあ寝る。」

  「マジ!?」

  「なわけねーじゃん。寝相悪いのに…折れた足蹴飛ばされでもしたらたまんない。」

  「蹴飛ばさないよ!びっくりしたぁ…入院生活でよっきゅうふまんかと思った。」

  「やかまし。」

  「布団取ってくるね?」

  「あんがと。」


  琴葉ちゃんがお風呂からあがった。もう眠そうだ。いっぱい食べたもんね。


  琴葉ちゃんを寝かしつける間にハルはお風呂に入る。一人で大丈夫?と何度も聞くけど、大丈夫と言う。まぁ風呂場までついて行くのは流石に過保護か……


 

  琴葉ちゃんが眠ったのは21時過ぎだった。


  琴葉ちゃんを寝かしつけてお風呂からあがったら、ハルのやつ先におっぱじめてやがった。

  私の敷いた布団の上でだらしなく寝っ転がりながらテレビを眺めてビール飲んでる。


  「飲む?」

  「ったり前じゃん!」


  なんだかわくわくしちゃう。わくわくすることなんてないけど、2人で晩酌は久しぶりだから。

  誰もいない居間で飲むの寂しかったなぁ……


  ご飯もお酒も、誰かとわいわいやるから美味しいって言うけどそんなの迷信だと思ってました。


  「私も寝転んでいい?」

  「狭いからだめ。」

  「ああ〜、寝転びながらビール、背徳的だァ。」

  「太るぞ?」

  「太りませーん。走ってるもん。あ、おつまみポテチね。」


  奥の方でポテチが鳴いた。君じゃないよ。


  「のり塩だよねー。」

  「ポテチって偉大だな。おやつにもなるし酒のあてにもなるし飯にもなる…」

  「飯!?ならないでしょ?ご飯で食べてるの?」

  「仕事中…」

  「……お金ないの?お弁当作ろっか?」

  「俺より朝遅いくせに?」


  2人して並んで寝っ転がりながらポテチをつまむ。私は割り箸で食べる派。指汚れるの嫌じゃん?


  「……あれさ、なんだっけ…人をダメにするなんとか……」

  「ヨ〇ボー?」

  「それ。買おうかなって……寝そべってたらなんか……足痛い。」

  「仰向けのが良くない?」

  「酒飲めん。」

  「てかハルなんかいい匂いしない?あれ?シャンプーもボディソープも一緒だよね?なぜ?」

  「椿もいい匂いするぞ?」

  「え?怖。嗅いじゃだめでしょ。勝手に……」

  「嗅いだのお前だよね?」

  「でさ、ヨ〇ボー?あれってソファなの?クッションなの?ベッドなの?」

  「ヨ〇ボー。」

  「いいなぁ私も欲しい……てか、ランニング用のシューズ欲しい。」

  「まだ走ってんの?」

  「ハルと一緒にしないでくださーい。私はちゃんと続けられるんだから。運動好きだし。」

  「ジムは?」

  「ん?ジムって何?」

  「スポーツジムがどうとか言ってなかった?」

  「言ってない。行かない。」

  「シューズより自転車買えよ。」

  「あー、自転車も欲しいなぁ……調べよ。」


  スマホで電動自転車を検索。高い。


  「こんな高いんだよねぇ…」

  「なんでもいいじゃん、走れば一緒だろ?」

  「違いますー。あーあ、こんなに働いててなんでこんなに物を高いって思うんだろ…物価が高すぎるんだよなぁ…アベノナントカのせい?」

  「まだやってんのその政策?かなんか知らんけど…」

  「あれってどういうのだっけ?」

  「物価をあげたら給料も上がるみたいなのじゃなかったっけ?お金回って経済回復?的な?」

  「なんだよそれ。私の給料は上がんないぞ?」

  「政治に文句言うなよ。文句あるなら自分でやれば?」

  「できないし。」

  「できるように勉強して頑張ってやってくれてんのが政治家さんだろ?物が高いだの政権がどうだのって文句言えるのが幸せだって気づきなよ。内戦とかしてる国はどうなる。」

  「それはそれ。これはこれ。」

  「政治に文句言うのも娯楽だよ。感謝感謝。俺らの頭上には爆撃機飛んでないんだから。」

  「そういう屁理屈、うざいなぁ……」


  布団に顔を沈めたら瞼が重くなってきた。ビールひと缶で酔ったか?

  嘘、すき焼きの時も飲みました……


  あーまずい寝ちゃう寝ちゃう。でも眠気に抗えない。


  「…ねぇ椿。合コンって誰とするの?」

  「ん〜?……大学生……」

  「大学生……へぇ……そう……」


  ハルの声も遠いや。もういいや寝ちゃお。


  「眠い……おやすみ……」

  「そういやお前眼鏡変え…え?寝るなよ。俺の布団で。」


  なんかハルがボヤいてたけど、もう私には届きません。

  瞼が引っ張られてそのまま閉じる。ぶくぶく夢の中に沈んでいく……


  ……なんだか今日は、久しぶりに楽しかった。



  ……翌朝起きたら軽い悲鳴が出ました。


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