3条5丁目-1
3条5丁目 自己紹介
[side-AI]
17時15分。
24条49丁目から、市電と本鉄電車を乗り継いで、八幡坂駅に到着。
「おーっす、あいにゃん」
お姉ちゃんと顔を会わせるのは、お姉ちゃんが一高を卒業した去年の3月以来……とかはどうでもよくて。
ハツネちゃんとくるみちゃんに、今から会いに行く。
ハツネちゃんって、どんな人なの?
「ハツネはいつも元気一杯で、心理学を勉強してて、人の心を分析するのが得意で、あと元気一杯で、一人称がハツネちゃん」
元気一杯って2回言ったね。
「くるみはどんな奴なんだ?」
えっとね、チャットで話してる感じだと、結構普通だよ。緊張してる様子とかもなかったし。なんで歌えなかったのか不思議なくらい。
強いて言うなら、お姉ちゃんのことをハツネちゃんって呼んでるのが気になるかな。
八幡北二丁目のバス停で降りて、徒歩2分。貸アパート「柏木荘」。
305号室の呼び鈴を押すと、1人の女の子が出てきた。
「いらっしゃい。怜ちゃんと……そっちはあいにゃん?」
初めまして、あいにゃんです。くるみちゃんだよね?
「くるみちゃんじゃなくて、ハツネちゃんです」
ごめんなさい、ハツネちゃんだったのか。
「今は、ね」
なんか意味深な言葉を残したハツネちゃん。
私とお姉ちゃんは、リビングに通された。ハツネちゃんはお茶を入れてくると言って、奥のキッチンへ。




