58/69
3条4丁目-17
[side-AI]
昼休みに入ってすぐ、携帯に着信。
発信者は石崎怜子、お姉ちゃん。
誰にも聞かれないように屋上に上がり、通話ボタンを押す。
「もしもし、あいにゃん?」
もしもし、お姉ちゃん。どうしたの?
「昨日のことなんだけど……」
昨日のことっていうと、ハツネちゃんとくるみちゃんのことだよね。ハツネちゃんに話してみた?
「ハツネに話してみたんだが、あながち間違ってないみたいな回答だった。それで、ハツネの方も全部話す決心が付いたみたいなんだ」
あながち間違ってない。どこまてが正しくて、どこまでが間違いなんだろう?
「今日授業が終わったら、八幡坂まで来て。一緒にハツネの家に行く」
ハツネちゃんの家ってことは、くるみちゃんの家でもあるんだよね。
「普通に考えたらそうだな。でもハツネは普通じゃない気がするんだ」
それはそうなんだけど。
とにかく、お姉ちゃんと一緒にハツネちゃんの家に行って、本人に全部話してもらうってことでいいのかな?
「そういうこと」
分かった。いい話だといいね。




