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青空坂上 3条線 ~ハツネとくるみの連絡帳~  作者: 中村千歳
3条4丁目 誰にも言えない秘密
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3条4丁目-1

3条4丁目 誰にも言えない秘密


 [side-REIKO]


 6月25日月曜日。

 浅間市大前せんげんしだいまえ駅を降りて、市大の正門に着くか着かないかのタイミングで、ハツネを見付けた。急いで駆け寄って、声を掛ける。

 ハツネ、大丈夫か!

「怜ちゃん、何かあったの?」

 何かあったのかはこっちの台詞だ。ハツネ、何かあったのか?

「いや、何かあったのかって言われても、別に何もないけど。怜ちゃんこそ何かあったの?」

 私には何もないけど、ハツネの方こそ何かあったのか……なんか埒が空かないな。

「とりあえず、1限の授業始まるから、昼休みにゆっくり話そうよ。それでいい?」

 分かった……本当に何もないのか?

「何もないったら何もないよ!」

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