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青空坂上 3条線 ~ハツネとくるみの連絡帳~  作者: 中村千歳
3条2丁目 ハツネちゃんが生まれた日
24/69

3条2丁目-6

 夏休み明けの9月。金井本中学に登校したのは、くるみちゃんじゃなくて、交代人格のハツネちゃんだった。

 同級生たちは、「くるみちゃんが明るくなった」「元気になった」って言ってたけど、理由は簡単。くるみちゃんじゃなくてハツネちゃんだから。

 でも、私はくるみちゃんじゃなくてハツネちゃんですなんて、同級生にも先生にも言えなかった。ハツネちゃんの存在を隠し、くるみちゃんとして生活して、なんとか耐えた。

 卒業する頃には、ハツネちゃんもくるみちゃんも、限界に近かったんだよね。


 高校は北川きたがわ高校音楽科に行きたいって言ってたけど、それを翻して、八幡高校普通科に進学した。同時に、中学まで住んでいた金井本の実家から、現住所の八幡北はちまんきた二丁目のアパート「柏木荘かしわぎそう」に引っ越した。

 八幡高校の先生には事情を話して、学級名簿に「星野初音」って書いてもらったんだ。提出物に書く名前も、星野初音。それからはずっと、ハツネちゃんとして振る舞っている。

 高校の同級生も、大学で友達になった怜ちゃんも、私の本名は星野初音だと思ってるんだよね。

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