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古今無双の傭兵が異世界へと行っちゃった話  作者: やまだ和興
はた迷惑な貴族を斬る
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第67話―見舞いに行く―

 マシロの街を歩いていると、外套を被っていても俺だと気づいた何人かは俺に頭を下げている。初めてミサキと出会ったときのようなこともあるからな。一応、外套も含めて小手も鎧も身に着けている。……が、やはり無間があるからか、わかるみたいだな。


 ふと、俺に頭を下げている奴らを見て気づいた。こいつらはマシロの住民だ。騎士や冒険者じゃない。住民たちとは反対にそいつらは、俺だと気づくとギクッとしたように俺を見て、避けていく。……何かしたっけな?


 まあ、いいや。後ろ指をさされるよりは幾分かマシだ。だが、住民たちはやはり、礼をしてくる。何ともむず痒い気持ちになってくる。何だろうと思い、傍で花に水をやっている婆さんに声をかけた。


「なあ、何でみんな、俺に礼をしているんだ?」


 婆さんは俺の問いに微笑む。


「皆、あんたの闘いを家の中から見ていたのさ。騎士や冒険者の何人かは身内だからね。……あんたに感謝しているんだよ。……落ち着かないだろうがしっかりと受け取ってやんな」


 と、婆さんは言った。ああ、そう言えばマリーとリンスが指名手配となった時、街の奴らは家の中に避難していたんだったな。だが、皆も心配だったのか。家の中から、俺達の闘いを見ていたらしい。

俺はなるほどとうなずき、外套の頭巾を取って顔が良く見えるようにした。


「おお、そちらの方が良いかも知れん。皆も喜ぶじゃろう。なかなか男前じゃないか」


 俺はそういう婆さんに礼をして、また、歩き出した。住民たちは俺の素顔が見える分、安心したのか俺に直接礼を言ってくる。


「本当に……ありがとうございました」

「ありがとうございます」

「おじちゃん、ありがとう!」


 俺は住民一人一人の言葉に笑って歩いていく。この世界に来てからこういうのばかりだな。だがまあ、悪くない気分だ。

そう思い、宿屋へと向かって行く。たまにリンネは俺の肩の上から子供たちに前足を振っていた。それを見て、住民たちは物欲しそうな目で俺を見てくる。

 俺はリンネに頷いた。するとリンネは住民たちの方に跳んで、一緒に戯れ始める。住民たちは喜び、リンネを撫でたり、くすぐったりしていた。リンネも喜び、そうしてくれた人たちの頬を撫でたり、ポンポンと叩いたりしていた。


 そんなことをしているうちに、宿屋へと着いた。俺はついてくる住民たちと別れ、受付にいた女に声をかける。


「なあ……」

「はい……あ、あなたは、ムソウ様ですか?」


 女は振り向くと俺をみて驚いているようだ。ああ、先ほどの住民たちと一緒か。呪われた者達の中に身内でも居たのかな。俺が女の問いに頷くと、やはりというか深々と頭を下げて俺に礼を言ってきた。


「ほ、本当にありがとうございました。あなたのおかげで……私の主人も……本当にありがとうございます!」


 む? こいつの旦那も呪われていたのか。冒険者でも無ければ、騎士でも無い者が呪われていたというのは、何とも歯がゆい思いだ。

 まあ、全部解決され、こいつの旦那も、今はこの宿屋の一室で安静にしているらしい。


「ああ。……さあ、もう顔を上げろ。聞きてえことがあるんだが……」


 女の頭を上げて、ロウガンたちの部屋を聞いた。ロウガン、リリー、エリーの三人は同じ部屋で療養中だということらしい。俺は女と別れて、宿の中を歩いていく。

 何人かとすれ違うが、見舞いに来た家族と抱きあう者、俺を見て後ずさる者など様々居るが、多くはやはりハクビと同じようにどこか目がうつろだったり、気だるげな感じがした。


 やはり、アレをやるのは決定事項だな……。コイツ等も呼ぶとなると、結構な事態になりそうだが、まあ、良いだろう。


 俺はそう思い、一人頷く。リンネが覗き込んでくるが首筋を撫でてごまかす。


 そうこうしているうちに、ロウガンたちの居る部屋についた。俺は部屋の戸を叩く。すると、


「どなたですか?」


 と、聞き覚えのない若い女の声が聞こえた。あれ、間違えたかな?


「俺は冒険者のムソウという者だ。見舞いに来たんだが……ここはギルド支部長ロウガンたちの部屋で合っているか?」


 そう言うと、ガチャっとドアが開いた。中からは白衣に身を包んだ女が出てくる。女は、え、本物? という目で俺の姿をまじまじと見ている。


「……何だ?」

「あ……いえ、失礼しました。では、ムソウ様……中へどうぞ」


 女はそう言って、俺を部屋の中に入れた。中に入ると、ロウガン、リリー、エリーがガクッと項垂れて頭を抱えていた。エリーに関しては泣いているのか、膝を抱えながら、少し震えていて、時々嗚咽のようなものが聞こえる。


「……三人とも、昨日からこの調子なんです。我々が声をかけても全く反応しない様子でして」

「呪いの影響からくる脱力感と喪失感というやつか?」

「それもあります……が、聞けば三人は身内の方を襲おうとしたとか……。その時の記憶はしっかりと残っています。それによる後悔と自責の念が襲っているのかも知れません」


 女の言葉に俺は頷く。どうやら、この女は、王都の「治癒院」という場所から派遣されてきた、治癒士のようだ。傷は治したが、精神的なものは治らず、どうしたものかと頭を抱えているらしい。

ウィズやレイカのように、やはりこいつらもひどいことになっているようだな。予想通りは予想通りなのだが、こうして目の当たりにすると、どうしたものかと、俺も少し考えてしまうな。


 だが、マリーから受けた依頼は皆との関係を修復させたいという内容からな。ようやく俺は依頼にまっとうに取り組むことが出来るようになったというわけだ。


 俺は前に出て、三人に声をかけた。


「……よお」


 すると、三人は頭を上げて俺の方を見る。そして、目を見開き俺を凝視した。


「ム、ムソウ……」

「ムソウさん……」


 俺だと認識することは出来たみたいだな。皆目の下に濃いくまをこしらえている。あれから二日経つが、良く寝れていないみたいだな……。


「ムソウ、今回は……」


 と、ここで、ロウガンが俺に謝ろうとする。俺はそれを止めた。


「ああ~……まあ待て……みなまで言うな」

「し、しかし……」

「私達、ムソウさんにひどいことを……」


 俺が皆を止めても、三人とも慌てて俺に謝ろうとする。再度、俺は三人を止めた。すると、リリーが諦めたように俯き、


「……そう。ムソウさんも……許してくれないのね……」


 と、ぼそぼそと呟いた。そして、続いてロウガンもエリーも、


「……仕方ないよな」

「……そうですね」


 と、勝手に何かを納得して呟いている。こっちの話をまったく聞いていないようだ。

チッ……面倒だな。俺は担いでいた無間に手をかけて、大声で怒鳴った。


「何、勝手に誤解してんだ! 顔を上げろ! ボケども!」

「ちょ、ちょっとムソウ様!」

「邪魔だ!」


 女が俺を止めようとするも俺はそれを振りほどく。女はキャアッと言ってしりもちをつく。


 三人は顔を上げて、ぼーっと俺を見た。


「てめえら、まず俺よりも先に謝るべき人間がそれぞれいるだろうが! こんなところで何してんだ!」


 俺が怒鳴り続けると、三人はハッと目を見開いた。


「で、でも……私」

「俺は……」


 このッ……まだ、ぐだぐだ言うのか。俺はここに来た時に持っていたこいつらを心配する心はもう捨てた。未だに何もしようとしないこいつらに心配を通り越し、怒りを感じていた。


 ……仕方ねえ……


「チッ……てめえら! ついて来い! ……リンネ! 頼んだ!」


 俺がそう言うと、リンネはキュウッと泣いて、ミサキの真似なのか、前足でけいれいをして、大きくなる。しりもちをついたままの女はそんなリンネを見ながら、ひえ~とか言ってる。


……こいつには後でちゃんと謝っておこう……。


 リンネはリリーとエリーを口で咥えて、ポイっと背中に乗せる。


「……なに!?」

「……キャッ!」


 そして、そのまま走り去っていく。


「お、おいムソウ……何を!?」

「やかましい! てめえも来い!」


 俺は暴れるロウガンを肩に担ぎあげ、リンネのあとを追うように、走っていった。


「ちょ、ちょっと!ムソウ様ああああぁぁぁ~~~……」


 女の声が聞こえるが、気にしない。


……いや、気に留めておこう。本当にすまなかった。俺は、心の中で女に謝り宿を出る。


「クワン!」


 宿の外には、リンネが待ってくれていた。俺はじたばたするロウガンを抑え込み、リンネに指示を出す。


「リンネ! エンテイの姿になって、俺について来い!」


 俺はリンネに指示を出し、EXスキルおにごろしを発動させた。神人化が始まり、俺の背中に翼が出来る。


「クワン!」


 リンネも返事をして、エンテイに変化した。


 俺達の様子に、何事かと街の住民たちが立ち止まり、驚いている。中には、先ほどの宿屋の女も居た。俺は女に、


「世話になった! ちょっとこいつらを元気づけてくるからな!」


 と言って、飛び立つ。リンネも俺のあとを追うように、飛び立った。


 街の奴らは俺を見ながら、一瞬ポカンとしたが、すぐに俺に手を振ってくれた。


「おお! ムソウ様がまた、あの姿になったぞ!」

「すげえ……!」

「おじちゃ~ん! がんばれ~!」

「支部長を頼むぞ~!」

「行ってらっしゃいませ~!」


 街の住民たちの声が聞こえる。皆、俺のことを奇異な目で見ては居ないようだ。俺はその言葉に手を振り、リンネと共に空を飛んでいった。


 空なら、こいつらもじたばたすることもあるまいな。逃げ場もない。……完璧だな。


 そして、眼下では、俺が飛んでいるのを見て、何人か手を振ってくれた。俺はそれに応じていく。

お、ミサキだ。ミサキも俺に気付いたのか、笑顔で手を振っている。少し、いたずらしようと思い、それを無視すると、なんでえ~!? と間抜けた声が聞こえてきたので、手を振ってやった。


 そして、目的の場所につく。


 俺はロウガンとリリー、エリーを地面に降ろしてやった。


「お……おい、ムソウ……ここは……」


 目的地に着くと、ロウガンは俺にそう言ってくる。こいつ、ここがどこだか忘れたわけでもねえだろ……。お前はここの長だろうが。


「何やってんだ?……今日もギルドは忙しいみたいだぞ。さっさと入って仕事の手伝いでも……」


 俺はロウガンの首に腕を回す。ロウガンは俺の顔を困ったように見た。俺はロウガンにニコッと笑い、


「してこい!!!」


 と言って、扉に投げつける。


 ドカンッ! と景気よく音が鳴り、ロウガンがギルド内に入っていった。入り口近くに居たギルドの職員は驚いて、目を見開いて固まっている。


「……クッ……な、何を――」

「支部長?」


 俺を怒鳴ろうとするロウガンの言葉を誰かが遮った。ロウガンが振り向くと、そこには山積みの書類を抱えたリンスが立っていた。


 ロウガンはリンスをしばらく、無言で眺めている。リンスは、何事かと周囲を見渡した。ふと、俺と目が合う。


 すると、何か合点が言ったように、にこりと笑うリンス。俺もそれに頷いた。


 ロウガンはリンスを眺め終えたあと、スッと立ち上がって、ギルドを出ようとする。


「……お待ちください、支部長。この状況で、一体どちらに?」


 と、リンスがロウガンを呼び止める。そして、つかつかとロウガンの前に来て、リンスは持っていた書類をロウガンに渡す。


「リ、リンス?」


 ロウガンはあたふたとしながらリンスを見ている。リンスはにこりと笑って、


「さあ、お仕事の時間です。結構溜まっていますので、いつものように、迅速に処理してください。そして、その後は私からの説教なので……」


 そう言って、ロウガンを無理やりギルド内に引っ張っていった。


 ……あれ? 予想していたものと若干違うが……。まあ、良いや。


「全く……なんですか? この騒ぎは……あ……」


 すると、騒ぎを聞きつけたマリーが姿を現す。マリーは俺と、一緒にいるリリーとエリーに気付いたようだ。


「あ……お姉ちゃん……」

「マリー姉さん……」


 リリーとエリーもマリーに気付く。そして、俯いた。


「えっ……と……」

「あの……その……」


 二人とも俯いたままぼそぼそと何か呟いている。ふと、マリーと目が合う。俺はマリーに頷いた。マリーは一つため息をして、二人に近づいていく。


 そして、二人をそっと抱き寄せた。


「おかえりなさい」


 マリーの言葉を聞いて、二人はハッとして目を見開く。そして、次の瞬間、ボロボロと泣きだした。


「ご……ごめ……ごめん……なさい……!ごめんなさい……!」

「ごめんね……ごめんね……!」


 二人はマリーに抱きかかえながら、謝っていた。マリーは、


「良いのよ」


 と言って、二人の頭を撫でている。


 俺や、ギルドの他の職員たちはそれをずっと見ていた。中には泣き出す者までいる。普段の冷静な俺なら、何でお前が? と言うところだが、黙っておこう……。

あ、マリーから今回の一件を頼まれたときに居た、酒場の主人を見つけた。奴もボロボロと泣いている。すると、ふと目が合った。おっさんは、俺に親指をたてて、ニコッと笑った。

 何の合図だかわからないが、まあ、良いや……。というか、ここに居るということは、アイツは呪われていなかったんだな。後で聞けば、飯を扱っているから、例え握手を求められても、拒否しているらしい。何となくカッコいい理由に、俺は脱帽する。

お、ギリアンも居るな。柄にもなく泣いている。俺は気づかないふりをして、三姉妹を眺めていた……。


 しばらく、マリーは二人を慰めて、その後向き合った。


「……さあ、二人とも。仕事が残っているけど、できる?」


 マリーが尋ねると、二人は涙を拭い、力強く頷いた。そして、二人はお互いの持ち場に走っていく。エリーはギリアン達に深く頭を下げていた。査定部門の皆を代表し、ギリアンはガハハ! と笑って、気にすることはねえよ! と言っていた。


 二人が去ると、マリーは俺の方を向く。


「ムソウさん……重ね重ね、本当にありがとうございました」


そう言って、深く頭を下げた。


「ああ。これで、後はロウガンからの謝罪があれば依頼達成だな」

「はい……何か用意しないと……ですね」


 そんなこと、気にしなくても良いのにな。この結果は俺も望んでいたことだから、報酬なんぞ、くれなくてもいいのに……。

 と、思ったところで、思い出したことがあった。


「……あ、すっかり忘れてた。……ちょっと待ってくれよ。伝えないといけないことが二つある」

「あ、はい。何でしょう?」


 俺は、今晩ここで行うことをマリーに伝えた。マリーは最初、訝し気な顔をしたが、ワイツ卿もコウカンも許してくれたと言ったら、笑顔で承諾してくれた。


 その際に、俺が、昨日思いついたことを話した。


「リリーとエリーはまだしも、ロウガンたちはまだあんな感じだからな……どう思う?」


 俺は最後にそう付け加えて、マリーに尋ねた。すると、マリーはにこりと笑い、


「ムソウさんらしいですね。ではリンスさんに頼んで準備の方は進めておきます」


 と、俺の頼みを承諾してくれた。


「ありがとう、マリーさん」

「いえいえ……。それで、もう一つは何でしょうか?」

「ああ……おーい! ギリアン、少し来てくれ!」


俺はギリアンを呼んだ。ギリアンは、んあ? と言って、俺達に近づいてくる。


「なんでえ?」

「あのな……リンス、マリーさん、それと、昨日、刀を渡してやったツバキの三人に着物を作ってやってくれねえか?」


 俺はギリアンにそう頼んだ。ミリアンの屋敷に行った際のことだ。ミサキから貰った、血に見える果肉を使って死を偽装した時、三人の着物を斬ってしまって、挙句汚してしまったからな。それを弁償しようと思っていた。


「……覚えてらっしゃったのですね」


 マリーは意外そうな顔で俺に聞いてきた。


「まあな。俺の作戦に異を唱えず信じてくれたのに、ああいう終わり方だとさすがにな……」


 俺がそう言うと、マリーは口に手を当てて微笑む。そして、ありがとうございますと頭を下げた。ついでに、壊してしまったマリーの家の壁も直すように言うと、マリーはそう言えば、そんなこともありましたね、と微笑んだ。


「……なるほどな。作れと言われれば、すぐにできるが、素材は何が良い?」


 そう言われても、この世界の素材はよくわからねえからな。ここは本人に聞いた方が良いだろう……。


「マリーさんは何がいい?」

「前と同じで大丈夫ですよ。耐魔羊の素材はありますでしょうか?」


 マリーが指定したのは、その名の通り、魔法に耐性を持つ羊のことだ。日常的に魔法を使う精霊人はよく、この素材でできた服を着ているらしい。


「おお、あるぜ。見た目も前と同じでいいか? ギルドの紋章の刺繍が入ったやつだが」

「はい、お願いします」

「となれば、リンスだが……」

「あいつも前と一緒で良いだろう。見た目通りあいつは好きなものは貫き通すって男だからな」

「……フフッ!そうですね」

「なんで、マリーさんが嬉しそう……と言うか楽しそうなんだ?」

「後で教えます」


 ……何だろう。マリーも何か、いたずらっ子のような顔をしている。正直、あまり関わりたくないかなあ……。


「さて、問題はツバキって姉ちゃんだが……」

「ああ、それなら俺のベヒモスの素材で、こんな感じで作ってくれ」

「ん? ほう、お前さんと同じ感じだな……クレナのものか?」

「そう言えばツバキさん、クレナに行って買ったと言っていましたね……」

「そうか。なら決まりだな。色も加工して白くしておこう。あの色は、あの姉ちゃんには似合わねえだろうな」

「出来るのか?なら頼む」

「あいよ……しかし、お前は本当にすみに置けねえな」


 最後にギリアンがそう言って、ガハハ! と笑った。俺は複雑な思いだが、ギリアンの仕事は本物だ。任せておこう。


 その後、ギリアンとマリーと別れ、俺は噴水広場へと向かう。途中、街の商店街に寄った。あるものを買うためだ。この前、偶然見つけて買おうと思っていたものだった。

目的の店に行くと、まだ残っていた。俺はそれを手に取り、金を払おうとする。

……だが、俺だと気づいた店の主人が、世話になったからまけてやると言って、売値の半額近くの値で売ってきたので、少し得した気分になった。


 そして、市場へ行って軽く飯を食べた後(この時も大多数の店にまけてもらった)、噴水広場へと歩いていった。


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