彼女ではなく彼ですよ
朝のランニングを終え、シャワーを浴びた私はソファに沈みこみました。
「はぁ~…きっつーい」
叶のトレーニングは予想以上にきつかったです。
中高共に帰宅部だった私には早朝のランニングだけで勘弁してほしいレベルです。
うん、叶が怖いからちゃんとやりますよ?
2倍にされると本気で死にかねません。
だから3週間たった今でも続いてます。
密かに気になっていた二の腕とかお腹まわりのお肉とか足が細くなったりとかしているのも原因ですかね。
そこら辺が気のせいだとしても体重が減ってきているのは確かです。
あ、そうそう。
今日は叶が来るんですよ。
そろそろ作戦を本格始動するとかで、ところで作戦って何をするんでしょう?
叶に聞けば分かりますね。
【ピンポーン】
「はぁーい」
ちょうど良く来たらしいですね。
でも相変わらず早いですねぇ。
まだ8時ですよぉ?
『麗ちゃん!』
「あれ?望?」
『そう、僕だよ♪』
「はぁ、鍵開けるので入ってきて下さい」
『うん!』
ドアの前には何故だか叶の弟の丸岡望が立っていました。
叶と良く似通った顔立ちをしています。
叶より若干つり目で唇が叶より若干薄いのを除けば同じ顔と言えます。
初めて会った時は女の子だと思いましたもん。
「麗ちゃん。なんか失礼なこと考えてない?」
「いいえ?」
だってその顔立ちのおかげか叶と双子だというおかげか私が唯一普通に接することの出来る男性なのですからね。
私、実は男性の前にたつと性格が豹変しちゃうんです。
ぶりっ子ではありませんよ?
その逆なんです。
とても毒舌になるというか何というか…
とっても好戦的になっちゃうんです。
まぁ、多分その内わかります。
「望、叶は?」
「遅くなるって言ってたよー」
「そうなんですか。望は何故ここに?」
「麗ちゃんと朝御飯が食べたくて!」
「そうですか、じゃあ私もまだなので一緒に食べましょう」
「うん!」
そういって元気一杯に笑う望はどっからどう見ても女の子だ。
初トレーニングとかはいつか別に書こうかな




