気がついたら
「もっと!もっとやって~!」
「っ、これ以上は勘弁してくれ!」
ただいま2人でコーヒーカップをぐるぐる中です!
滅茶苦茶楽しいです。
多分今の私は素晴らしい笑顔を浮かべていることでしょう。
「あー楽しかった!」
「…」
「?顔色悪くない?吐かないでよね!」
「うん、だいじょっ、ぶ」
うーん、暴言を吐かずに彼の心配をしてみたいものです…。
でも口からポロっと言葉がこぼれてしまうんですよね。
「ちょっと疲れたしあそこで休みましょう」
「あぁ」
「あ~、喉乾いた!」
「買ってくる」
あっ!行っちゃった。
休んでて欲しかったのに…。
原因は分かってます。
私ですね!
はい、ごめんなさい。
って誰に謝っているのでしょうか。
多分彼に対して素直になれなくてごめんなさいでしょうね。
「ねーねーおねーさん。ひっとりぃ?俺らと遊ばない?」
1人で脳内コント繰り広げていたから面倒なやつらの接近に気づけなかったようです。
「いいえ?連れがいます。遊園地に1人でくる寂しいような人間ではありませんし、あなた方とは違って同性とつるんでいる訳でもありませんので」
これ、言外に彼氏と来てますよって言っているようなものですよね。
「ふぅ~ん?別にいいじゃん。俺らと遊ぼうよ」
「そうそう、俺、綺麗なお姉さんと遊びたいなー」
あぁ、チャラチャラとうるさいですね。
こういう人たちは危険ですよ?
私が丁寧に対応できている内に帰ってくれませんかね。
少し前の私だったらもうすでにキレてましたよ?
望との闘いも無駄では無かったことが証明されていますね!
あと、ベンチに座っている私を囲むようにして立つの止めてくれませんかね。
逃げることもままならないじゃないですか。
「ねぇおねーさん聞いてる?」
「触んな!」
「ぅえっ!?」
あ、やっちゃた。
伸びてきた手を捻り上げてしまいました。
「いででででっ」
痛そうですね…。
ごめんなさい、もう後戻りは出来ません。
「てめぇ!」
1人キレた!
女の子に殴りかかってくるってどうなんですかっ!?
先に手をあげちゃったのは私ですけども!
「っ!」
いった~!
うぅ、殴られた!
顔を!グーで!
短気すぎるでしょう!
私ですら異性の顔をグーで殴るなんて行為したことありませんよ?
て、あれ?
身体が動きません!
何か震えてる?
え?なんで
……………………………………怖い。
それからのことを私は覚えていません。
気がついた時には私は病院のベットの上にいました。
ちょっとシリアス挟みます。
次回暴力行為をおおいに含むはずなので苦手な人はお気をつけ下さい。




