闘いが始まっちゃった様子
さぁ、やって参りました。
今、闘いの火蓋が切って落とされようとしております!
人混みの中に見つけた彼はムカツクほど長く細い足を動かし、真っ直ぐこちらへ歩いてきます。
ジーンズにTシャツパーカー、シルバーアクセというラフな格好なのにそれがスタイリッシュに見えるから不思議です。
10人いれば7人は振り返るくらいにはイケメンです。
あ、ほら、あそこの女の子二人組、チラチラ彼に視線を向けています。
というか髪サラッサラ。
シャンプー何使ってんですかね?
180は身長あったはずですからここからでもよく見えます。
真っ直ぐ突き進んで来た彼は人混みに立ち止まることも、人とぶつかりそうになることも、まして人を避ける動作など無く私のもとへたどり着きました。
「おはよう」
「…おはよ」
「何か、雰囲気変わった…?」
彼は私を見てそう言いました。
本日の私の格好はデニム生地のショーパンに青のスニーカー、黒いタンクトップにクロスをモチーフにしたペンダント、腰に寒くなったら着れるよう青系のチェックのシャツを巻いています。
以前の私ならなるべく体のラインが出ないようにだぼっとしたTシャツや上着は着こんで脱がなかったですし、ましてやショーパンなんてはいたことありませんでした。
こんなに肌を出したコーデなんて小学校の時以来ですかね?
それに合わせてメイクも変わってますし、半年もまともに会ってなかったんですから雰囲気が変わるのも当たり前ですよね?
「クスッ、半年もあれば人は驚くほど変われるのよ?そういうあなたはなぁんにも変わってないようですけどね?」
わぁ、凄く嫌味ったらしい口調(棒読み)
私の口今日も絶好調ですね!
ほら見てください!彼の苦々しい表情を!
可愛くねーとか絶対思ってますよ!
分かりますよ、その気持ち。
「…行くか」
「えぇ」
決戦の地へいざ参らん!
なんちゃって…
麗佳はバージョンアップした!
男性に対する好戦的口調
男言葉→高飛車お嬢様
あれ?どんどん麗佳のキャラ(外面)が崩壊していく…




