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列車護衛①

初カキコ…ども…

前回までのあらすじ

 元上司のイカレ保安官のせいで列車護衛をするハメになったぜ☆……どうすんだコレ。


 (あークソ……。仕事行きたくねぇぇ!)

「サムター伍長。来てくれてありがとう。早速だが作戦について話しておこう」

 今日はクソ軍曹のせいで参加することになった列車護衛の日

 クソ軍曹め……。俺にも仕事を選ぶ権利くらいあるっつーの。……まあ、給料は悪くないし、今回のところは良いか……今度は全力で断る。

「今日の午前10時にここグランベリーからダグラス行きの列車が出る。我々の任務はここから列車に乗り込み、ダグラスまでの護衛を行うこと。2時間ほど列車に揺られながらドンパチするだけの簡単な任務だ」

(どこが簡単な任務だよ!)

そう言いたくなる気持ちを抑え、必要事項について質問する

「リー軍曹。質問よろしいですか」

「許可する。何だ?」

「敵の数は?」

「10名ほど」

「我々の部隊の人数は?」

「君を含めて6名。君以外は軽12ポンド砲を担当する」

 いやなんでだよ。バランスおかしいだろ

「君なら10人くらい余裕で倒せるだろう?」

 いや無理だが。

「武器・弾薬に関しては良いものを用意している。使い慣れたエンフィールド銃を用意しておいたぞ」

 リー軍曹から渡されたエンフィールド銃は『内戦』中に南軍がよく使っていたライフルだ。弾の装填が楽で使いやすし、弾がなくなってもこん棒代わりになる。

「保安官、もうすぐ列車が到着します」

駅員が懐中時計を見ながら話す。

「おお、もうそんな時間か!砲兵隊、軽12ポンド砲の準備を」

「「イエッサー!!!」」

威勢のいい砲兵隊の声が響く

 まさか……このイカレ軍曹……

「まさかとは思っていたのですが、列車から大砲をぶっ放すつもりですか?」

「勿論だ」

 さも当たり前のことのように返してきた。

 大砲を列車に載せて輸送するのは分かる。だが列車からぶっ放すのは意味が分からん

「移動中の列車から発射するなんて可能なんですか?」

「知らん。だがカッコいいだろう?」

 ……何言ってんだコイツ?

「カッコいい?」

「そうだ!これはロマンの問題なんだよ!おい、砲兵隊!列車から軽12ポンド砲をぶっ放すのはロマンだろう!!?」

「「勿論であります!!!」」

 そう叫びながら、砲兵隊は何の迷いもなく積み込み準備を進めている

 ここにはまともな人間が居ないらしい――

 数分後、列車の汽笛が聞こえてきた。まもなく、真っ黒な塊が駅舎のところで停車した

「砲兵隊!積み込み急げ!」

「「イエッサー!」」

「サムター伍長、我々も乗り込むぞ」

「イエッサー……」

 ……始まってしまった。遺書を用意すべきだったか?まあ、親族はいないから別に大丈夫か――

 蒸気機関車に取り付けられた鐘が鳴らされた。まもなく、列車が動き出した。

「さて、任務開始だ。砲兵隊、いつでも撃てるようにしておけ」

 列車は3両編成。蒸気機関車が先頭にあり、その後ろに客車が2両。真ん中の車両には今回の防衛対象である、金塊でいっぱいの箱がある。

「サムター伍長、武器の方はいつでも使えるようにしておいてくれ」

「イエッサー」

 ……拳銃は6発ちゃんと入ってる。ライフルは装填完了。新しい弾薬包もある

「完了しました。いつでも撃てます」

「軽12ポンド砲、いつでも撃てます!」

 最後尾の車両から砲兵隊の声がした。

 軽12ポンド砲が客車の中に無理やり積まれている。銃口は列車の後方を向き、横に弾薬箱が弾薬箱に置かれている……マジでぶっ放すつもりらしい

「ふむ、準備完了だな」

 リー軍曹は右手に拳銃を持ちつつ、車窓から荒野を眺めている

「……おや、敵さんも準備完了らしい。各員、戦闘配置に着け」

 俺もリー軍曹と同じ方向を眺める。遠くに馬が何頭か、こちらに向かってきている

「もう少しで軽12ポンド砲の射程圏内に入る。まずはご挨拶と行こうじゃないか。」

 リー軍曹が軽12ポンド砲の傍で距離を詰めてくる強盗団を見ている 

 今のところ見えているのは馬5頭。距離は500mほど

「このぐらいだな。よし、撃て!」

「撃てー!」

 戦場で嫌というほど聞かされた発射音と同時に甲高い音が辺り一帯の空気を震わせ、着弾――強盗が馬ごと吹き飛んだ

「リー軍曹、どこで砲兵隊の使い方を習ったのですか?」

「説明書を読んだのさ」

砲身にはこう刻印されていた。『敵に向けて撃て』

「サムター伍長、そろそろライフルを撃ってもいいんじゃないか?」

 馬がと列車の距離が200mほどに縮んでいた

(はぁ……。やらなきゃダメなのか……)

 客車のドアから身を乗り出し、ライフルを構える。

(クソ……揺れで狙いがうまく定まらない……)

ええい!どうとでもなれ!

やけくそで撃った弾丸は運よく強盗に命中。馬から崩れ落ちた

「お見事だ!サムター伍長!」

(まぐれ当たりなんだけどなぁ……)

 強盗団はなおも追いかけてくる

「今のところ見えているのは……10頭くらいか?」

 歩兵1人と軽12ポンド砲1門で10人を相手にするのは流石に無理があると思うんですがそれは……?

「サムター伍長!君の実力なら10人くらい余裕だろう!」

……その根拠は一体全体どこから?今すぐにこのイカレ軍曹を縛り上げて小一時間ほど問い詰めたい

 ガンッ!!!

金属音が客車内に響いた

「敵兵の射程圏内に入りました!」

 敵兵との距離が数十mにまで縮んでいる……乗り込んでくるかもしれない。

 ライフルから拳銃に持ち替えた


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