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メーデー・メーデー・  作者: ありくらげ。
1章メーデー・
6/13

5:悪魔となった日Ⅱ

ー放課後


僕はナキアに誘われて二人で帰ることになった。


「この、仮面についてなんだけど、」

ナキアはそう言いながら禍々しい仮面を持ち出した


「これを見た時に私の能力、使い方、色々と脳に入ってきたの」

未だにその感覚が残っているのかナキアは手を震わせながら僕に話す。


「私の能力は【DEMONIZE(デーモナイズ) 】、悪魔化みたい。」


その言葉を聞いて授業中の考え事を思い出す…。


「…バフォメット!」

ヤギ頭の悪魔、能力は確か黒魔術や召喚だったはず。


「そう、だけど私の場合はバフォメットだけどバフォメットじゃないの…。」

ナキアは仮面を見つめたまま呟いた。


「バフォメットだけどバフォメットじゃない?半分人間半分悪魔的なことか?」


「多分だけど、テータくん悪魔好きでしょ?」

やっと仮面から目を離し僕を見つめてきた。


「ま、まぁそれなり?」

事典とかの知識しかないけど、という発言は飲み込んだ。


「なら、わかるよね?バフォメットの同一視的存在」


ナキア放った言葉にハッと思い出した、 なぜ気づかなかった。 ナキア自身の名前から導き出せたじゃないか。


「サタ()()()。」

プート・サタナキアとも呼ばれてるその悪魔はバフォメットと同一視されており女性を従わせる能力を持つという悪魔だ。


「そう、そのサタナキアになる為にこれが必要なの」

ナキアは禍々しい仮面に視線を向けた。


「この仮面の名前は【GOAT(ゴアト)】。英語だと本来の読み方はゴート(ヤギ)なんだけど、この仮面の名前はそれにちなんだ名前みたい。」


その言葉で仮面が生まれた理由や全ての意味が繋がってきた。

「ということは僕が放った【ABNOETER(アブノエター)NALITY(ナリティ)】で発動した異常化は【RELEASE(リリース)】、封印解除か。」


「そういうことみたい。近所の噂話程度の話で叶うならそれが本当ならと願っていたけど実際に私の能力は封印されてた。」


「悪魔の能力だから封印されてしまったのか。」


ナキアは頷いた。


「そして私の能力【DEMONIZE(デーモナイズ)】の力は主に2つ、1つは悪魔の力を借りて体を強化する。」


ナキアはGOAT(ゴアト)を見つめたまま語り始めた。

僕もGOAT(ゴアト)に対してずっと心の底から不安にさせられる禍々しさに不信感を抱きながら見つめる。


「もうひとつの能力はさっきテータくんも言ってた能力」


僕は先程言った発言を思い出すように上を向いた。


SUMMON(サモン)。」

ナキアはそう呟いた。


「召喚ってことか。」


「そう、だけど私の場合召喚できるのは三体の悪魔だけみたい。私はそうとしか聞いてないから。」


悪魔を召喚する力、一般的人間でも恐ろしくて近づき難い能力だな。本当に俺みたいに危険な能力なのか。


改めて僕は封印を解いてしまったのだなと理解できた

これが間違いが正解かわからず僕は少し頭を抱えた。


「大丈夫?」

そんな僕を心配そうに声掛けてくるナキア


僕がしたことによりこの子は危険が及ぶかもしれないのに、そういう気持ちがあるが相手に言い出せず


「…大丈夫、話続けよう。」

そう呟いた。


「そう、それなら」

少し安心したような顔を見せてきた。


「その悪魔三体の名前は、PRUFLAS(プルフラス) AMMON(アモン) BARBATOS(バルバトス) 。」


「その三体は確か、実際に存在するバフォメットの配下だったな。」

言うまでもなく辞典で見た知識だ。


「さすが、よっ!悪魔博士!」

少し暗くなりかけてた空気を和ませるようにナキアは僕を褒めた。


僕は少し照れくさそうに口元を腕で隠した。


「だけど、私を封印された時にその三体との契約が解けて今はバラバラで活動してるらしいの。」


「なるほど、召喚したいならもう一度契約をしないとってことか。」


「そういうこと。これで私がこの仮面から教えて貰った知識全部。」

そう言ってナキア仮面をカバンに戻した。


「ここからは、私の私利私欲。聞いてくれる?」

ナキアは真剣な目で僕の目の前に立つ。


「あぁ、ここまで聞いたんだし、悪魔と再び契約させたのも自分だ。」

僕は目の前にいるナキアの目を真剣に見つめる。


「私と()()して欲しいの。」

そう言いながらボロボロになった1つの紙を目の前に突き出した。


その紙には契約書 と書かれておりその隣にはヤギのマークがついてた。

紙にはこう書かれていた。

挿絵(By みてみん)


「これは…?」

紙を見て僕は衝撃を受けた。


「これから私の友達であり、協力者になって欲しい。そのための契約。」


見た感じ、そんなポップな契約ではないように見えるが、書いてることは裏切りはダメだとかルールには従えという、悪魔の契約書とは思えない当たり前なことしか書かれてない。


「…これ私が書き直したんだけど…変かな?」

いや書き直したんかい!っとツッコミたくなったがここは抑えよう。


確かに、これから悪魔と戦うのに命の保証をしてもらわないと困るし、これから協力するなら裏切りあうなんてことはもってのほかだ。

気になるのは永久ってところだが、まぁナキアが使いたかったのだろうと流して僕はカプっと親指を少し噛みちぎり、認印に血を馴染ませた。


「…あ、これ、サインでいいのに」

そういい少し引いた顔をするナキアの手元にはボールペンがあった。

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