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メーデー・メーデー・  作者: ありくらげ。
2章転校生狩り
19/20

18:学校生活

ー私立アビリティ特化専門高校前校門


「それで!ピーナッツは落花生だったんだよ!知ってた?」

等と登校しながらアホみたいなことを言うナキアの発言をテータの耳は右から左に流し、適当に相槌をしながら高校前に着いてしまった。


(元気を取り戻したは良いが、相も変わらずこいつの馬鹿さ加減には少し呆れてしまいそうになる。)


テータはそんな事を思い浮かべながらナキアを見つめてた。

テータの方に目線を合わせると子供を見るような目で見られていることに気づき、後ろふくらはぎに軽いキックをした。


靴を履き替えた後渡り廊下を通りながらテータたちは軽い雑談を交わしながら教室に着いた。


「そろそろ夏休みだぞ!」

「どこか行く予定あるか?」

なんて声があちこちから溢れ出す。


6月も終わりを迎える頃、アビ校1年は初めての夏休みを迎えようとしていた。

一般的に高校の夏休みというのは7月の下旬らしいが、それはあくまで一般的な高校生の話である

アビリシティでは夏休みは7/15から8/31となっている。

(あと3週間は絶対かかるのに皆もう夏休み気分なんだなぁ)

なんて思いながらテータは席に座る。


「そーいえば、夏休み予定は…」

隣の席に着いたナキアがバックから荷物を机に積み込みながら僕の方を見つめて


「無さそうね」

鼻で笑いながらこぼした。


「お前失礼って言葉わかるか?」

その発言にナキアはさぁ?っと肩をすくめる。そのポージングをしたナキア後でゲンコツしてやろうと思うテータであった。


「お前らー。席座れー」

だるそうに肩を下ろし猫背状態の笛田先生が教室に入ってきた。


いつもなら騒がしいクラスはナキアを守ろうと団結をしたクラス会議以降、笛田先生の話を聞くように自らの意思で席に座り始めた。

ふとその姿を見た笛田先生の口元は一瞬だけ笑みを浮かべたように見えた。


「これ、後ろに回していけー、」

笛田先生はそう言いながら先頭の席の者に1枚の書類を渡し、その書類はリレーのバトンのように自分の元にも届いた。


そこには

『最近悩みありますか?』と書いてある書類とその下には回答欄と思わしき空白があった。


「これは、このクラス専用のアンケートだ。どんな悩みでも雑談でもいい。月イチで書いてもらう。もちろん無い時は何も書かなくていい」

と笛田先生は語る。


「先生なんでこんなの急にし始めたんですかー?」

1人の生徒が声を上げた。

その一言は皆の思考を汲み取ったのかと思うほど皆の頭にも出ていた疑問だった。


「理由は無いな。強いて言うなら最近のお前ら見てて、今までは生徒を助けたいなんて思わなかったんだが、何となく助けたいなと」

少し照れくさそうな表情で笛田先生は答えた。


そんな表情を見たクラスは少しだけざわついた。

ギャップ萌えってやつだろうだが、テータにはその感情はなかったのかそのざわつきに対して頭にクエスチョンマークをつけていた。


ふと隣を向くと笑顔でワクワクした顔のナキアを見て安心感を感じながら


(あぁ、これが僕が望んだ普通か…。)

と微笑んだ。

するとナキアもテータの方をちらっと見つめニヤついた。

その表情にテータは目線をそむいた、その顔には少しだけ頬を赤く照らす表情になっていた。

ありくらげ。です

感想、ご質問受け付けております。

ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。

ではまた。

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