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メーデー・メーデー・  作者: ありくらげ。
2章転校生狩り
16/20

15:悪魔を名乗る少女

「このGOAT(ゴアト)を使うと、ナキアはナキアじゃなくなるんだ。」


「え?え!?」

急なテータの発言に動揺を隠せないナキア。

そんなナキアの動揺している仕草を無視するように再びテーブルに置いてるGOAT(ゴアト)を横目にテータは口を開いた。


「この仮面、GOAT(ゴアト)にはナキアが前にも話してた悪魔。サタナキアが眠っている。」

至って真剣な目でテータは話す。

ナキアは自分の頬を少し両手で叩き、真剣に聞く姿勢になった。


「多分、この仮面を被ると眠っているサタナキアが目を覚ましてナキアの身体を乗っ取るのだろう。」

改めてナキアは仮面をつけたあとの記憶がないのもその後気づいたら家に帰っていたのも悪魔に身体を乗っ取られていたとしたら納得が言った。


「だけど、僕はどうして生き返ったんだ?」

出血死して、そして死んだはずの身体が何故か今もピンピンと生きている。

そして、出血死自体も夢じゃないのだろう。


現にナキアは洗ったであろうと思われるが、テータ自身のボロボロに破れた制服には飛んだと思われるであろう血が染み付いている。

テータの疑問にナキアも頭を斜め上にしながら思考を働かせていた。


ふたりが悩んでいるのがわかったのかのように宙に浮いていたDevilsPath(悪魔導書)が紫色に光りペラペラとめくれて、とある所でピタッと止まった。


ナキアとテータは目を合わせてお互いの思考はこのページを解読しようという判断に至った。

理解し合ったように2人とも頷きあって


「【ABNOTEMPO(アブノテンポ)RALITY(ラリティ)】」(一時的で完璧に求めた異常)

「【DECIPHER(ディサイファー)】」(解読しよう)


とテータは唱えた。

唱えたテータの目は再びエメラルド色に光り、テータの目には先程までは読めなかった文字がバラバラになり、ちぐはぐに元文字だったものたちが繋がり、やがて、読める言語になり、読めるようになった。


「『悪魔の性質。』っていうページらしい」


「続きお願い。」


「分かった『悪魔には生まれてるには欠かせない性質があります。 それは主従関係と契約です。』?」


「主従関係…?」

ナキアはキョトンとした顔で質問してきた。

だが、テータの頭には2つともなんとなく察しはついていた。


「契約、それは多分僕がナキアと初めてあった放課後に書いた、アレのことだろ。」


ナキアはその発言にハッとして、目線をキョロキョロとし始めた。


「…実はあれ、友達になりたくて半分遊び感覚で階段冗談だったんだけど、」

てへっと舌を出し軽く合掌するナキアにのゲンコツを食らわした。

少し涙目になって頭を擦りながら痛がるナキアに少しも罪悪感を抱かないまま、契約書を見つめてひとつのことに気づいた。


「しかし、これは厄介なことになったな。」

そう呟く僕にナキアは何も思い浮かんでないような腑抜けた顔をする。

多分頭にはクエスチョンマークが付いてるのだろう。


DECIPHER(ディサイファー)でみるとこの契約書では主はナキアで従者は僕となってる。」

ナキアはその話を理解してないように頷いていた。


「しかし、厄介なのはここから、僕はナキアの悪魔サタナキアと魂を交換条件でサタナキアの主となってしまった。」

ナキアは頷く仕草を止めてまた頭にクエスチョンマークを浮かべてるような顔になる。


「つまり分かりやすく言うとナキアは僕の主だが、サタナキアになるとその立ち位置が逆になる。 現状はそれだけだが、いつかまたこの矛盾に対しての問題が起きそうな気がするんだ。」

ナキアはわかってないがわかったようにサムズアップをした。


「ところで、何でテータくんは結局生き返ったの?」

自分が原因とわからず気ままに発言するナキアにテータは少し溜息をつきながら、ナキアが最初に書かせた契約書をナキアの前に見せつけるように見せた。


「4を見ろ。」

そういう僕の発言を聞いたナキアは指で文字をなぞりながら音読をした。


「4 契約後の命の保証はします…。」

多分この契約をサタナキアは破ることができないために悪魔の力を使って、テータを生き返らせた。そう考えて間違えはないだろう。


「私の遊びが…テータくんを面倒事に巻き込んだね。」

ナキアは自分のした事での罪悪感で泣きそうになる表情になった。

テータはそんなナキアを見つめて少しだけ、黙り込んだ後


「でも、その遊びのおかげで助かったのもある。ありがと」

と呟いた。

ナキアはその発言を聞いて我慢していた感情が爆発し、家中に日々樹渉大声で泣きじゃくった。

その中には、データが死んで怖かったことや、巻き込んだことの責任、など色々な気持ちがあったと泣きながらナキアはテータに教えてた。


テータはその話を真剣に聞きながらナキアの背中を優しく優しく撫でて、落ち着かせることにした。

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