表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
メーデー・メーデー・  作者: ありくらげ。
2章転校生狩り
12/19

11:途切れた世界。

目の前がバチンッと電源を切ったテレビのように途切れた。


微かに聞こえるナキアの声も、だんだん遠くに離れていくように聞こえなくなっていった。


なんだっけ。血?あぁ、そうか死ぬのか―


「テータ君!!テータ君!」

大声で泣きながら叫ぶナキアの声にテータは無慈悲反応すらしなくなった。


テータが倒れる前に飛び散らした血はナキアの服や顔に返り血のようについていた。


「ほな。解除したるか。」

そう言いながら、心神喪失で立ち尽くしているナキアにリトは手のひらを向けて


「【REST(リスト)】。」

と言い放ち、青色の光線を当てた。


リトはガクンと一瞬ふらついた。このふらつきはナキアやましてやテータとの戦闘でのフラつきではなく、リトの能力【REST(リスト)】が原因だ。


リトの能力【REST(リスト)】は同じくリトの能力【RESTRICT(リストリクト)】を解除する能力だ。


通常【RESTRICT(リストリクト)】は効果発動後約2時間後に自動的に解除される仕組みとなっている。

しかし、異例である【REST(リスト)】を使う事によりその2時間をスキップすることができるのである。


細かく言うとスキップではなく、縮めて能力者自身に時間を吸い込み、吸い込んだ時間が身体に眠気という影響をもたらす。

先程のフラつきはナキアの時間を吸い込んだことによる眠気である。


「さ、後はぶっ飛ばすだけや。悪魔ちゃん」

リトはデコピンをする構えをナキアに向けて構えた。


「やっていいことと悪いことがあるでしょ!」

泣きながらナキアはリトに怒鳴った。


「知らんわ、そいつが勝手に死んだだけやろ?」

ヘラヘラしながらリトは返答をする。


「うちらの正義には犠牲はつきもんや、そこの若造みたいにぶっ倒れとるやつなんて、よー見てきたわ。」

笑いながら言うリトの表情は少し曇った。


「なら、あなたがどんなことされても何も言えないね。」

そう言って涙を拭ったナキアはGOAT(ゴアト)を目元につけた。


リトは1歩下がり、警戒をした。しかしその時にはもう遅かった

リトの目の前にいたはずのナキアは視界から消えた。


「どこや!どこに…!!」

リトは右左と目線を逸らした。


「!?!?」

探すまでもなかった。

後ろからの明らかなる殺意を感じた、リトの頭にはひとつの思考が思い浮かんだ


(ナキアは後ろにいる。)

ゾッとする速さ、震えてリトはすぐに振り向くことができなかった。


「うっ!!」

勇気を振り絞りリトが後ろを振り向いたその瞬間、

回し蹴りを顔面に食らいそのまま蹴りの勢いのままに吹き飛んだ。


飛ばされたリトは先程までの後ろの場所を見た。

「だ、だれや…あんた?」


リトは驚愕した。蹴りが飛んだその場所にいたのはナキアではなく、髪が白ではない真っ黒なストレート髪で立っている。GOAT(ゴアト)を顔につけてる女の人だった。

ありくらげ。です

感想、ご質問受け付けております。

ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。

ではまた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ