1/11
0:プロローグ
「僕は普通が好きだ!!」
朝、目を覚ましてカーテンや窓を開けた第一声だ。
僕の名前は【テータ】
普通の少年を夢に見る高校一年生だ。
そう、僕は普通を望んでるのだ。
なぜ僕が普通に夢を見るかと言うと、この世界が普通ではないからだ。
僕の住んでる街【アビリシティ】は
超能力や異次元な力を持つ者達、
通称【能力保持者】と
能力を失った又は産まれた時から持ってない物達
通称【能力不所持者】で、大きな格差がある街。
昔は、能力持ちの方が少なく、酷い扱いを受けてたと聞いていたが、今は能力持ちが増え当たり前になり、
能力を持っていないものは職や学勉等をまともに受けさせて貰えない時代となってしまった。
…まぁ、普通でありたかった僕は【能力保持者】なんですけどね。
「テータ!ご飯よー!」
母親の大きな声が家中に響き渡る。
「今向かうよー」
と大きな声で返して僕は2階の自分の部屋から1階のリビングへと向かった。




