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求めよ、さらば与えられん

 ※とあるミステリーの真相について触れています。未読の方は先に進まないでください。


 

   求めよ、さらば与えられん

   

 良美ちゃんは言った。

 

 求めよ、さらば与えられん

 

 彼女は生首を求めた!

 

 否、首で切断されたリアルな人間の頭部を求めた!

 

 用意されたおもちゃの生首があまりに稚拙でチープだったから!

 

 だから――

 

 私が階段から突き落とした姉良美の……

 

 その時はまだ生きていたかもしれない……

 

 いや、罪は認めよう!

 

 姉良美を殺したのは私だ!

 

 その姉良美の……

 

 姉良美の亡骸を見つけた彼女は……

 

 心臓を抉り……

 

 首を撥ねた!

 

 生首を求めた良美ちゃんには生首が与えられた!

 

 あの時、離れで……

 

 私は何を求めていたのか?

 

 それは……

 

 首無し遺体……

 

 しかも男でなければならない!

 

 近藤社長の生首は床のウェディングドレスの上にある!

 

 バスルームのあれは人体模型だ!

 

 本物の首無しの遺体が……

 

 それが目の前のシングルベットの上に……

 

 こいつは人間ではない!

 

 心臓は動いていて、赤い血が流れているが人間ではない!

 

 本格ミステリーの一つのアイコンに過ぎない!

 

 首を斬首すれば……

 

 私が……

 

 本格ミステリー作家の……

 

 売れなかったとはいえ、本格ミステリー作家の私が……

 

 求める、首無し遺体が目の前に!

 


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