表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
求めよ、さらば与えられん  作者: 尾崎諒馬
介錯を期待するのはやめて真相を語ろう……
61/71

誰の生首?

 ※とあるミステリーの真相について触れています。未読の方は先に進まないでください。


 

   誰の生首?

     

「勝男が誰の生首を離れに持ち込んだのか?」神が言った。


 ええ

 

 探偵が笑った。

 

「それが密室トリックに繋がると?」


 そう考えています。

 

 神はそれが誰の生首かは見ていないが、予想は付いているんでしょう? 

 

「なるほど、神の予想ですか? 探偵も推理できてるんでしょう?」


 ええ

 

 では、せえの、で言いませんか? 勝男は誰の生首を離れに持ち込んだのか?

 

 せえの! 

 

「旧姓祐天寺良美!」


 神と探偵は同じ答えを声に出した。

 

 なるほど!

 

 これで密室トリックがわかりますよね?

 

 勝男は自分の妻――旧姓祐天寺良美の生首を半透明のポリ袋に入れて離れに持ち込んだ!

 神は見てはいないがそう予想した!

 

「ええ、探偵もね。流石は名探偵!」


 しかし――

 

 探偵は嬉しそうに神に訊く。

 

 神はどこかでこうもいいましたよね? 勝男が離れに持ち込んだのは――

 

 ――良美ちゃんでないのは確かです――

 

 確か、神と探偵の対話、という章だったと思いますが……

 

「確かにそう言ったかもしれません」神は笑った。「やはりあなたは名探偵なのかもしれません」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ